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最新中学入試情報
進学校 ▶ 早稲田大学高等学院中学部
笑う門には福来たる
T.Sさん ●お子さんの名前 Aさん
「よく笑う子は受験に強いですね」、12月のサピックスの保護者会でとある先生がおっしゃった言葉に勇気づけられました。受験まで100日を切っても、「ひっ、ひっ、ひき肉でーす」を連呼し(ポーズ付き)、鼻歌交じりで勉強している息子は笑い上戸。「ひき肉にするぞ」などとどやしつつ、緊張感や悲壮感を微塵も感じさせない様子に不安が募っていた中での冒頭の言葉でした。
共働き家庭の一人っ子で、ずっと学童というのも何だなと思い、小学3年生の7月に体操、サッカーなどとともに習い事の一環としてサピックスに入室しました。
6年生の夏期講習中に息子と学校見学に回り、在校生や校舎の印象、教育方針やカリキュラム、自由な校風が気に入り、早稲田大学高等学院中学部を第一志望と決め、さらに10月までに併願校を決めていきました。
夏期講習を終え、試験日が近づいてきても冒頭の様子で緊迫感はなく、「全部受かってくるよ」などとニコニコして言っていました。30年以上前に中学受験でなかなか合格が取れず、不安で号泣した覚えがある自分はそのときの経験を伝え、一戦必勝で手を抜かず準備して勝ち切ろうと引き締めをはかっていましたが、暖簾に腕押し、息子は何も覚えていないことでしょう。
ただ、1月以降は基礎トレ、コアプラス、漢字の要、重大ニュースなど、失点防止につながる基礎固めをコツコツ長時間取り組んでおり、息子なりに大勝負を控え危機感を感じていたのかもしれません。
1月受験の開智中・開智所沢中は想定以上に良い成績が出て、息子はニッコニコでしたが、2月受験の合格を保証するものでもなく、「一戦必勝で…」と馬の耳に念仏を唱え続けました。
2月1日、本命の早大学院の受験は、リラックスしてコンクリのお洒落な校舎に入って行ったものの、試験終了後はコンクリのような顔色で校舎から出てきました。「不合格、全科目難しかった…」、家に帰っても寝室で肩を落としボーッとしている様子で、ああ本気だったんだなと思いました。
翌2日は落ち込んだ気持ちのまま第二志望の桐朋中を受けましたが、試験終了後ニッコニコの表情で校舎から出てきて、「オレ、桐朋行くわ~」と早くも切り替えを終えていました。
3日は都市大付属中。試験開始後の9時、食堂で妻と携帯で早大学院の合格発表を確認すると、「合格」の文字が。周りの目もありましたので3㎝幅の小さなガッツポーズにとどめつつ、夫婦ともに目頭を熱くしました。試験終了後、学校の外で息子にスマホを見せると、息子もウルウル…。
この日は9時、14時、18時と合格発表が続き、3校いずれも合格。よく笑う子は受験に強い、本当にそのとおりになったなと思います。
4年間サピックスの帰りに駅に迎えに行くと、いつもニコニコして改札から出てきた息子。今後もよく笑い、目の前の壁を乗り越え続けていってほしいと思います!
2024年度中学入試 受験体験記 |
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