受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

One Team

M.Mさん お子さんの名前 Rさん

 新4年生が始まるタイミングで入室してから、3年間息子はお世話になりました。講師・スタッフの皆様にこの場をかりてお礼申し上げます。
 中学受験を決めるにあたって、息子には、努力するとはどういうことかをテストや受験を通してつかんでほしいと思っていました。途中からですが、結果よりも、プロセスを大事にしてほしいという思いもわいてきました。マンスリーテストでは、親子ともに毎回一喜一憂してしまうのですが、親はあまり表に出さないよう我慢しながら(息子から見ればできていないそうですが)、マンスリーテストまでの振り返りをするよう心がけていました。振り返りの中でも特に出てくるワードにケアレスミスがあります。息子の場合これが、全くと言っていいほど改善されなくて歯がゆい思いをしてきました。夏期講習に入ると、日々のやり直しや課題に追われ、振り返りもままならなく、案の定、ケアレスミスを連発し、まさに負のスパイラルです。これに追い打ちをかけるように過去問やサピックスオープンが重なってやってきます。ここで、アドバイスさせていただくなら、子供のことをよく観察することだと思います。息子の場合、小学校のイベントや、テキストの直しなどで24時を超えることがあったりすると、明らかにケアレスミスが増える傾向にありました。ここに気付いてからは、22時30分~23時には寝るようにうながしました。それでも過去問や課題の量は増える一方なので、取捨選択と家庭学習の質をあげることに注力していきます。一例ですが、算国は、SS、土特を優先し、理社は平常授業も怠らないように発破をかけました。過去問は、添削していただいたアドバイスに従い、正答率の高いもので落としたところと差がつく問題(捨て問ではない)をやり直しし、合格者平均点を少し超える辺りで切り上げるように声掛けをするようにしました。多くは保護者会で先生方がおっしゃられたことばかりでした。
 直前期では、やっとケアレスミスも減ってきて、体調管理を家族みんなで気をつけるようにし、睡眠も9時間ほど取るようにしました。下に弟もいるので、手洗いうがいもいつもより念入りにさせ、わんぱくなところもひかえてもらいました。疲れたときは、ホットはちみつレモンを作って飲ませると美味しいと飲んでリラックスできたと思います。最後は、悔いの残らないように、出せる力を出し切ってほしいと願うだけでした。本番では思いのほか、緊張せずできたとのことで、ほっとしたのを覚えています。入試期間中は、疲れを溜めないために、軽く暗記ものの復習をした程度で、20時にはベッドに入るようにしました。
 私の想像以上に頑張った息子は貴重な経験を積むことができたと思います。

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