さっぴーの社会科見学へ行こう!
4透明標本 |
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「うわあ、見て、見て! 透明な標本が並んでいるよ。骨だけが赤や青になっていてきれいだなあ、まるでガラスでできたアート作品だ」 | ||
「これは薬品で骨を染めて、筋肉や皮などを透明にした標本なのね。学術資料だけど、本当に幻想的だね」 | ||
「透明標本のポイントは、生きていたときと同じ状態の骨をじっくり観察できること。特に小動物の骨格を調べるのに向いているんだって」 | ||
「ここにはニホンアマガエルやハツカネズミ、ニワトリなどの透明標本が並んでいるよ。じっと見ていると、生命の神秘を感じるなあ」 |
5家畜と伴侶動物 |
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「2階と3階は木曜日のみの公開なのね。2階では主に家畜の骨について紹介しているよ」 |
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「へえ、これは長野県が原産地といわれる木曽馬か。日本の在来馬の一種で、江戸時代まで、武士などが乗っていたんだけど、今では、130頭くらいしか飼育されていないんだって」 | ||
「サラブレッドと比べると、木曽馬はずっと小柄ね。ほかにもウシやブタなど、たくさんの標本がそろっているよ。やっぱり種によって骨格が全然違うんだね」 | ||
「うわっ、奥の棚には解剖された動物のホルマリン漬けが並んでいるよ。ちょっとグロテスクだけど、内臓の様子がよくわかるな」 |
ウマはオスとメスで
歯が違う!
植物を奥歯ですりつぶして食べる草食動物は、犬歯を持っていないのが一般的だよ。でもウマの場合、オスにだけ小さな犬歯が生えるんだ。だから歯の数はオスが40本で、メスが36本。オスは犬歯を敵と戦うときなどに使うといわれているんだ。
ほかにもさまざまな展示が! |
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「3階はいくつかのゾーンに分かれているな。おっ、昆虫コーナー発見! 棚は世界中のチョウの標本でいっぱいだよ。色鮮やかでまるで宝石みたいだ」 | ||
「こっちはイネの起源をたどるゾーンだね。原産地は中国南部で、日本に稲作が伝わったのは縄文時代後期。これは学校で教わったとおりだね」 | ||
「これは昔の農機具や漁具か。木製の水車に脱穀機。昔の人はこういうものを使って、手作業で田畑の手入れをしたんだ。大変だったろうなあ」 | ||
「岩石や森林などの展示もあるけど、すべてが生物資源科学部の研究対象なのね。幅広い分野について学んでいるんだねえ」 |
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