受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

体験学習 映像の作り方を学ぶ 映像ミュージアム にやってきました!

撮影体験

男の子 「すごい、館内は2階と3階に分かれているけど、どこも体験コーナーでいっぱいだ。ここは移動撮影の体験か。カメラが取り付けられた台車を使って、動く俳優の姿を撮るんだね」
女の子 「台車はレールの上を走る仕組みなのね。じゃあ、カメラマン役と俳優役を決めて、実際の撮影にチャレンジよ!」
男の子 「よし、最初はぼくが俳優役をするよ。家のセットのドアを開けて、部屋の中に入って、と。ふふふ、ぬいぐるみにおやつをあげてみようかな。おーい、ちゃんと撮れてる?」
女の子 「カメラマン役は台車を押してもらいながら、俳優役をカメラのフレームに収めるのね。うん、いい感じ!」

サウンド

女の子 「映画には効果音も欠かせないでしょ。このコーナーでは、昔ながらの小道具を使った効果音を、自分の手で作り出せるのね」
男の子 「へえ、海の波の音は、アズキを100~200粒くらい紙箱やざるの中に入れて、ゆっくりと転がして作るんだ。ザザーン、ザザーン…。本物の海の波のように聞こえるぞ!」
女の子 「カエルの鳴き声に使うのは赤貝の殻。ギザギザがある面どうしをこすり合わせると…。うん、確かにこのギコギコした音はカエルね!」
男の子 「モニターには海や池などの映像が映されているね。この映像に合わせて、タイミングよく効果音を出すのがおもしろいな」

発見映画のルーツの
装置もチェック!

 この世に映画が生み出されたのは、19世紀末のこと。発明王・エジソンが、1893年に箱の中をのぞき込んで動画を見る「キネトスコープ」を公開したんだ。その2年後の1895年、今度は、後に「映画の父」と呼ばれるリュミエール兄弟が、現在と同じ映写型の「シネマトグラフ」を公開。館内にはどちらの装置の模型も置いてあるよ。

実写合成体験

さっぴー

男の子 「今度は実写合成か。これは先に撮っておいた背景の映像に、俳優の映像を重ね撮りする撮影法なんだね。よくドライブのシーンで使われるんだって」
女の子 「ああ、それでオープンカーのセットが置いてあるんだ。これに乗って、運転中の演技をすればいいのね? 背景の映像は実写の『バーチャルドライブ』と、CGの『ゲームワールド』の2種類から選べるわ」
男の子 「セットの脇のパネルには、特殊効果のスイッチが付いているぞ。これを押せば、俳優役に風を送ったり、ライトを当てたりできるんだ」
女の子 「きゃあ、本当に運転席に風が吹きつけてきた! ドライブ気分が盛り上がるね!」
23年2月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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