さっぴーの社会科見学へ行こう!
世界最大級の魚市場として、都民の「食」を80年以上も支えてきた築地市場。その後を受け継ぐ施設が、2018年10月11日にオープンした江東区の豊洲市場だよ。ここはプロの買い出し人が集まる場所だけど、一般向けの見学ゾーンも設置。早朝に行うせりの様子などを公開しているんだ。場内には飲食店もそろっているから、市場の活気に触れてみよう。
2021年に豊洲市場で扱った鮮魚のなかで、最も取扱量が多かったのは次のうちのどれでしょう?
①カツオ
②マアジ
③サンマ
「豊洲の卸売市場といえば、築地で営業していたころからマグロのせりで有名だったから、マグロがいちばん多いと思っていたわ。このなかにないってことは違うのね」 | |
「ぼくは、何となくサンマも違うような気がするよ。ほら、サンマは季節限定というか、お店でも旬の秋にだけたくさん並ぶんじゃなかった?」 | |
「おお、なかなか鋭いじゃないか。確かに食材には旬があるし、不漁や不作のときもあるから、市場の品ぞろえは日々異なるよね。それに、サンマは近年は不漁続きで、値段も高くなっているとニュースで見たことがないかな。特に2021年は過去最低の漁獲量だったこともあり、年間にすると14位だったんだ。正解は、日本近海で一年中とれるマアジだよ。ちなみに、2位はワラサで、3位は豊漁で話題になったカツオだったんだ」 | |
「へえ、意外。確かにアジはスーパーでもよく見るよね。たたきに、ムニエルに、南蛮漬けに…。メニューもたくさんあって、どれもおいしいし」 | |
「ぼくはタルタルソースを添えたフライが好きだな。じゃあ、今日は豊洲市場を見学するの? ぼく、実際のマグロのせりを見てみたい!」 | |
「見学自体は可能だよ。ただ、マグロのせりを特別なデッキから見られる『早朝せり見学』は、月ごとの抽選制なんだ。場内に三つある通常の見学コースなら、朝5時から自由に入れるよ。ちゃんと早起きできるなら、明日行ってみようか?」 | |
「やったあ!」 | |
「わーい、今日はご飯を食べてすぐに寝るよ!」 |
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