受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

東京消防庁 立川防災館

見学を終えて…

女の子 「少し怖かったけど、防災体験はどれも本当にためになったね。特にVR体験は貴重だよ。視界も360度すべて見渡せて、まるでその場にいるみたいだったもの。災害現場のすさまじさ、すばやく身を守ることの大切さがよくわかったわ」
男の子 「うん。VRの映像を見ると、やっぱり自然の力には逆らえないって思うよね。せめて被害を少なくできるように、帰ったら、ぼくも家の中をチェックして、近所の避難場所の確認もしてみるよ」
さっぴー 「ほほう、2人とも防災意識が高まったようだね。『立川防災館』は1992年にできた施設で、『立川広域防災基地』の一角にあるんだ。この防災基地とは、近隣で大規模災害が起こったとき、応急対策活動の拠点となる場所。防災館でもAEDを扱う応急救護の訓練や、震災現場の実物大模型を使った救出救助のプログラムを行っているんだよ」
女の子 「救出救助のコーナーは、中学生以上が参加できるんだよね? わたしもいつかやってみたいな」
さっぴー 「ちなみに、東京消防庁の防災館は、池袋と本所(墨田区)にもあるんだ。でも本格的な救出救助に挑戦できるのは立川だけで、本所には風水害の体験装置があるよ。3館で特色が異なるから、巡ってみるのもいいんじゃないかな」
男の子 「へえ、おもしろそう。もうすぐ防災の日だし、ほかの防災館にも行ってみようよ!」

そのほかの体験もチェック

応急救護体験※4年生以上

 突然の事故に備えて、AEDの操作方法や、胸骨圧迫心マッサージの方法など、正しい応急手当について学ぶことができるよ。

救出救助体験※中学生以上

 震災現場を再現したリアルな実物大模型を使って、要救助者の捜索から救出までの行動を体験することができるよ。中学生になったら、ぜひ参加してみてね。

イベント「防災週間特別展」8/20(土)~9/7(水)

さっぴー 日本史上最大の被害をもたらした関東大震災を教訓に、9月1日は防災の日に定められているんだ。これを踏まえて、関東大震災の写真パネルや防災訓練などのパネルの展示が行われるよ。ぜひ、チェックしてみて。

INFORMATION

地図

東京消防庁 立川防災館

●開館時間
 9:00~17:00

休館日
木曜日・第3金曜日(祝日の場合は、その直後の平日が休み)、年末年始(12/29~1/3)

※8/29は臨時休館
9/1(防災の日)、10/1(都民の日)、1/17(防災とボランティアの日)は開館

入館料
無料

所在地:東京都立川市泉町1156-1

TEL:042-521-1119
(体験に関する問い合わせ・予約)

HP:tokyo-bskan.jp/bskan/tachikawa/

交通:JR「立川」駅北口よりバスで約10分、
「立川消防署」下車すぐ、多摩モノレール「高松」駅より徒歩15分

22年9月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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