さっぴーの社会科見学へ行こう!
日本は、地震や台風など、自然災害の多い国。だから、日ごろから「もしも」に備えておくことは大切だよね。東京都内には、災害時の行動について学べる三つの施設があり、今回紹介する「立川防災館」はその一つ。館内では「被災」をテーマにしたリアルなVR(バーチャルリアリティ)防災体験コーナーをはじめ、さまざまな体験や訓練ができるんだ。
家にいるときに大きな地震が起きた場合、とるべき行動は次のうちのどれでしょう?
①ドアや窓を開ける
②まずは身を守る
③すぐに家を出る
「すぐに家を出る! のをぐっとこらえて、まずは自分の身を守るんだよね? 建物の中に閉じ込められるのも怖いけど、揺れている最中に動くと、けがをする可能性が高いから」 | |
「そうそう。学校やサピックスの避難訓練でも、合図があったらすばやく机の下に潜りなさい、特に頭を守りなさいって言われるものね」 | |
「すばらしい。2人とも地震のときの基本行動は、きちんと押さえているんだね。もちろん、逃げ道を確保することは大切だよ。でも、ドアや窓を開けに行くのは、強い揺れが収まってから。そして実際に家を出るときも、塀や電柱が倒れてこないか、看板が落ちてこないか、割れたガラスが降ってこないかなど、周囲の状況を確かめながら、慎重に移動する必要があるんだ」 | |
「頭ではわかっているんだけど、本当に大きな地震に襲われたら、ぼくはパニックで何もできなくなるかもしれないなあ」 | |
「わたしも。すぐに余震が起こるかもしれないし、頭が真っ白になりそう」 | |
「確かに。一般的な避難訓練だと、逃げるときの手順や経路を確認するのがメインだしね。よし、それじゃ今回は『立川防災館』に行ってみよう。ここは東京消防庁が設置した施設。VRなどを使ったリアルな被災体験を通して、災害時の行動力を養うことができるんだよ」 | |
「えっ、VR!?」 | |
「うわあ、怖そう。でも絶対に役に立つね!」 |
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎