受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

ペンギンの大地

男の子 「フンボルトペンギンだ! このペンギンの故郷は、南極大陸ではなくて南アメリカの太平洋沿岸。だから、実は寒さが苦手なんだって」
女の子 「きゃあ、1羽が水槽に飛び込んだわ! 水槽の側面が透明だから、ペンギンが水中で動く様子がよくわかるね」
男の子 「あ、『ペンギントーク』が始まった。毎日15時30分になると、飼育係がペンギンの生態についてわかりやすく説明してくれるんだ」
女の子 「日曜・祝日には、エサやり体験イベントも行われるのね。食べる様子もきっとかわいいだろうな」

サル山・モンキーワールド

女の子 「サルは表情やしぐさが人間っぽくておもしろいよね。このサル山では、アカゲザルの暮らしぶりが観察できるの」
男の子 「へえ、ヒンズー教ではアカゲザルを神聖な動物とみなしているのか。サル同士で毛づくろいをする姿がほほ笑ましいな」
女の子 「園内には世界のサルが集まる『モンキーワールド』もあるのね。うわぁ、エリアにはガラス張りのサル舎がずらりと並んでいるわ」
男の子 「カラフルな顔のマンドリルに、枝渡りが得意なシロテナガザル、たてがみを持つマントヒヒもいるね。どのサルも個性豊かだな」

アフリカサバンナ

男の子 「野生動物の宝庫といえば、やっぱりアフリカだよね。このエリアでは、サバンナの草食動物たちが暮らしているよ」

女の子 「見て、キリンとシマウマが仲良く並んでいる。きっとこういう光景がサバンナでの日常なのね」
男の子 「日なたで寝転んでいるのは、ミナミシロサイだ。えっ、サイの角は骨じゃなくて、 爪や蹄などの角質や毛が固まったものなの?」
女の子 「ダチョウもいるわ。羽が黒いのがオスで、茶色いのがメスなのね。鳥の仲間なのに、飛べないかわりに時速70kmで走るなんて、ユニークな動物だな」
さっぴー

日本産動物舎

女の子 「ここは日本の野生動物のエリア。あっ、タンチョウだ。この鳥は春が近づくと、優雅な求愛ダンスをするんだって。ロマンチックな習性よね」

男の子 「あれっ、獣舎の中に鳥居があるよ。その周辺を探してみると…。いた! ホンドギツネだ! あはは、キツネは稲荷神社の神の使いだから、こんなデザインにしたんだね」
女の子 「これはホンシュウジカね。シカの角は1年で生え変わるのね。春に根元からぽろっと落ちて、またすぐに伸び始めるんですって。不思議」
男の子 「ホンドリスやホンドフクロウなどもいるね。こういう動物たちと、これからも共存していかなきゃならないね」
22年5月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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