さぴあインタビュー/全国版
認め合い、高め合い、成長する
すべての教育活動に貫かれる
「一人ひとりを大切に」の理念
浦和明の星女子中学・高等学校 中学校長 小磯 敦 先生
大切なのは自分で進路を選ぶこと
それが自信と成長につながる
福泉 進路指導にはどのような方針で取り組まれていますか。
小磯 「とにかく、どこか有名な大学に入れればいい」という発想では困ります。ですから、まずは生徒自身にしっかりと調べさせるところから始めます。オープンキャンパスに参加するのはもちろん、自分が興味のある学問分野や、学びたいゼミ、指導を受けたい教授がいるかどうかまで確認させます。本人が満足のいく学びができるかどうかを基準に、志望校をみずから選んでいくことが大切です。一人ひとりが本当に行きたい大学に進学できること、それがわたしたちの喜びでもあります。大学のネームバリューや偏差値にとらわれてはいません。
福泉 先生方は、生徒一人ひとりの判断や選択を信じていて、生徒の真の力とこれからの成長を信じて後押しされているのですね。
小磯 進路指導部長をはじめ、教員たちがその姿勢を共有してくれているのが、本校の強みだと思っています。
神田 2025年度の進学実績を拝見しました。国公立大学には合計53名が合格しています。そのうち東京大学に3名、一橋大学に5名、東京科学大学に4名が合格されています。私立大学でも早慶上理に合計134名が合格。現役進学率も80.2%という高い水準です。海外大学へも、ここ数年では、カナダのブリティッシュコロンビア大学やアメリカ・ジョージア州のエモリー大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校などトップグループの大学に合格しています。これらの進路も、生徒がみずから調べて受験しているのでしょうか。
小磯 学校として特別な準備講座を設けているわけではありません。それぞれが自分の進路として責任を持って取り組んでいるのです。保護者の方もその点を理解して、しっかり支えてくださっています。
神田 それでは最後に、受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。
小磯 まず、保護者の方には、お子さんに「しっかり選ぶんだよ」と伝えていただきたいですね。6年間通う学校ですから、本人が「ここに行きたい」と思える学校を、自分の意思で選ぶことが何より大切です。そのなかに浦和明の星が入っていれば、わたしたちはとてもうれしく思います。学校見学会や説明会に来て、本校が大切にしていることを肌で感じていただければ幸いです。そして、その理念に共感してくださり、「この学校で学びたい」とお子さんが感じてくだされば、わたしたちは心から歓迎いたします。
先日の見学会では、サピックスに通う生徒さんが、わたしたちの話を熱心に聞いて、学校説明会ノートに一生懸命メモを取っていました。こうした姿勢は本当にすばらしいと思います。学校見学は、進学を考えるうえでの大事な準備の一つです。自分で感じたことをまとめて意思を示してくれれば、保護者の方も準備をしやすいのではないでしょうか。
福泉 ありがとうございます。サピックスから浦和明の星に進学した卒業生たちも、「自分の居場所を見つけられて楽しい」「入ってよかった」と話してくれています。
小磯 在校生も卒業生も、本当にこの学校を愛してくれています。だからこそ壊してはいけない、守り続けたいと思うのです。わたしたちは「ここをめざしなさい」といった無理な誘導をすることはありません。そうした押しつけがないからこそ、生徒たちは安心して学び、自分の居場所を見つけられるのだと思います。生徒に愛される学校であることは、本当にありがたいです。
神田 本日のお話から、生徒たちに愛される学校である理由がよくわかりました。ありがとうございました。
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎