さぴあインタビュー/関西情報
大阪で学ぶ同志社の志
自分で未来を切り開き、
世界で他者と協働できる人材を育む
同志社香里中学校・高等学校 校長 瀧 英次 先生
多様な職業で活躍する
卒業生を社会に輩出
中1の理科の授業の様子。物理・化学・生物・地学それぞれの特別教室も完備
西川 そうしたなか、貴校の場合は、ほとんどの卒業生が同志社大学に進学しているわけですが、大学卒業後の進路は、実にさまざまだそうですね。
瀧 はい。本校には、在学中から大学卒業後のことを考えている生徒たちがたくさんおり、いろいろなところで活躍しています。わたしは、これからの時代、卒業生たちが就職先として大企業を選ぶかベンチャー企業を選ぶか、とても興味を持っています。保護者の方は、安定した大企業や公務員を望まれるかもしれませんが、子どもたちは違ってきています。本校の卒業生のなかにも、大企業からベンチャー企業に移ったり、クラウドファンディングをして自分で事業を立ち上げたりする者が多くいます。
長年、わたしが顧問をしていたサッカー部のOBが先日、ある雑誌に取り上げられていました。記事によると、その卒業生は就職した大手の証券会社を辞めて、自分が本当においしいと思うカレーをアメリカで広めたいと、その修行・準備を兼ねて、キッチンカーで日本全国を回っていました。驚いたわたしが彼に電話をすると、彼は「本当にやりたいことが見つかったんですよ」と笑っていました。わたしはとても頼もしいと思いました。中高時代はそれほど目立つタイプではなかったのですが、スイッチが入ると、人は変わるものですね。
また、先日は、大学卒業後はてっきり家業を継いでいるものと思っていた教え子が、無人島の管理をしているという記事を新聞で見ました。彼にもさっそく連絡を取ったところ、すでにほかの無人島に関する本を書くことなどもしているとのこと。無人島の調査をする仕事も入ってくるなど、ビジネスにもなっているそうです。
このように、本校の卒業生はいろいろなところで活躍しています。本校では、生徒のキャリア教育のために、彼らを講演に招いたりもしています。
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