さぴあインタビュー/全国版
探究・発信型の学びを基盤に
将来への意識を高める
新しい教育システムを導入
開智中学・高等学校 中高一貫部 校長 菅沼 健児 先生
過去の成果を生かしながら
新しい教育に挑戦し続けて25年
神田 初めに、学園の歩みと菅沼先生が学園にかかわってこられた経緯についてお聞かせいただけますか。
サピックス
教育情報センター所長
神田 正樹
菅沼 開智中学・高等学校は1997年に開校し、今年で25年目になります。振り返ってみると、干支が一周する12年ごとに新しいチャレンジを続けてきました。最初の12年は、「探究」ということばがあまり使われていないなか、探究型の学びを取り入れた授業を続けてきました。2周目となる13年目以降は、生徒がより主体的に学べるよう「先端クラス」と「一貫クラス」を設置しました。先端クラスではアクティブ・ラーニングを行い、手応えがあったものは一貫クラスでも展開していくという方針で進めてきました。その結果、先端クラスと一貫クラスの違いが薄れてきたこともあり、3周目に当たる今年度から先端クラスと一貫クラスを一緒にして、コース別の新しい教育システムをスタートさせました。開校以来の「平和で豊かな社会を創ることに貢献できる、創造型・発信型の国際的リーダーの育成」という基本的な教育理念に変わりはありませんが、過去の成果を生かしつつ、これからも絶えず新しいことに挑戦していきたいと考えています。
わたし自身は、開校してから6年後の2003年に本校で教職に就き、担任・学年主任・教務主任・教頭・副校長を経て、今年度に校長に就任しました。中高一貫部で担任や学年主任を経験して校長になったのは、わたしが最初です。教員として間近で生徒を見てきた経験を生かし、また1周目と2周目の両方の改革にかかわってきた経験を生かしていきたいと思っています。
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