受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 頌栄女子学院中学校

算数の偏差値は体温だった(平熱)

N.Sさん

 私は3年生の11月からサピックスに入室した。4年生になったと同時に算数苦手スイッチオン。3月の組分けテストで大幅にクラスが下がった。4年生の算数の偏差値は平熱と高熱を繰り返した。5年生になると図形でとても苦労した。それでも理科と社会が支えとなり、真ん中あたりのクラスで過ごした。6年生になると夏期講習までは調子を上げて、上位クラス目前となったが、11月からスランプに陥り、サピックスオープン、マンスリーで算数は平熱を連発した。そして得意科目だったはずの理科の調子も落とし、憧れの志望校が遠のいていくようだった。
 その時、私は気づいた。基礎トレが1カ月分たまっていることに。そこで私は基礎トレで後れをとらないこと、10月分からの間違った問題のやり直し、理科と社会のコアプラスももう一度よく見直すことに力を注いだ。その成果なのか、1月中旬頃から頌栄女子学院の過去問で合格者最低点を取ることもでてきた。
 2月1日、私は頌栄女子学院の試験を全力で受けた。しかし算数に全く手ごたえがなく、結果も不合格。その後は気持ちを切り替えて、併願校の合格を一つずつ勝ち取り、2月5日、再チャレンジの日を迎えた。するとどうしたことだろう。算数では基礎トレで繰り返しやり直した問題の類似問題が並んでいた。この日は4科目の中で間違いなく算数に一番手ごたえを感じた。翌朝、合格発表サイトを両親とクリックすると、見えてきたのは桜の背景と合格の二文字!
 算数が苦手な皆さんへ。算数が苦手でも焦らず基礎トレを遅れないように進めましょう。その結果、私は苦手だった算数のおかげで合格できたと思います。それからもし1回目の試験で落ちても、2回目、3回目の受験のチャンスがあるのなら決して諦めないでください。最後は気合いだ!! 祈・合格

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