受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

苦手な算数克服で桜蔭中合格

C.Sさん

 私は勉強が嫌いでした。4年生でSAPIXに入ったのも母に無理やり入れさせられたからであり、特に受験への強い憧れというものはありませんでした。もともと読書が好きで国語は安定していたのですが、苦手科目は算数で、テスト成績の差も激しく、苦手意識がありました。そんな算数が苦手な私が桜蔭中学校に合格できたのは、最後まで諦めずに算数をひたすら頑張ったからです。1回目の学校別サピックスオープン桜蔭中の算数で25点だったのが、最後の過去問では70、80点まで徐々に上がり、栄東の東大クラスの算数過去問では満点をとることもできました。受験の最後まで算数のおかげで全勝ができたのは、意識的に算数を頑張ろうと思ったからだと思います。算数の過去問を始めたのは6年生の夏休みで、母が桜蔭中学校の30年分の算数過去問を買ってくれました。貴重で入手しづらかったと聞きました。昔の桜蔭の算数問題はとても簡単で、解くことで少し形式に慣れ、自信がつきました。最近の過去問はとても難しくなり、点数が伸びないこともありました。
 私の経験からのアドバイスは、難しい問題に慣れるためには、もっと難しい思考問題に挑戦して慣れていくことです。桜蔭よりもっと難しい思考系問題が多い学校の過去問をやることが私の受験全勝のコツです。開成、筑駒25年分算数過去問だけ、最後の1か月半に毎日午前2~4本程度、最後まで50本をやりきったので、桜蔭中の算数は簡単だと感じるようになりました。苦手な科目は算数だけであれば、ぜひこのような方法を試してみてはいかがでしょうか。勉強に対する熱意があまりなくても、心から志望校への憧れがあれば、必ず最後までやり遂げられると思います。受験生の皆さん、第一志望校合格を目指して全力で頑張ってください。また3年間、面白い授業を考えてくださり、私を支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。

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