受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 慶應義塾湘南藤沢中等部

逃げない心

R.Yさん

 私がサピックスに入室したのは2年生の秋。入室テストでは、算数が100点中30点という無惨な結果となり、大きな衝撃を受けた。
 4年生から更に算数が難しくなっていき、偏差値は55に達すれば良い方であった。6年生になると不本意な成績が多く、徐々に焦りも感じていたが、苦手な算数から逃げがちな毎日を送っていた。
 そんな中、私が第一志望に慶應湘南藤沢中を選んだのは、学校説明会や文化祭で感じた雰囲気や制服に憧れたからだった。過去問との相性が良く、祖母の家からも近い事で、私はどこか運命的なものを感じていた。
 しかし、現実はそう甘いはずがなく、11月の第3回合格力判定サピックスオープンでは、偏差値が52。ここ数回の中で最低ともいえる成績を、今出すのか…と絶望的になった事を覚えている。
 それから冬期講習、正月特訓で、苦手な算数を理解ができるまで解き直した。これが自信につながり、SFCの算数では満点に近い手応えを感じることができた。
 最後まで成績の上下が激しかった私を見守り続けてくださった先生方、家族には感謝しかない。色々な人の応援あってこその受験なんだと、身をもって経験することができた。
 最後に、SFC志望の皆さんにアドバイス。一次では時計がないため、腕時計に慣れるべきだ。寒い会場なので、カイロも必須。また、二次では答えられないような質問が多い面接をされる事がある。私は実際にされたが、何を聞かれても毅然とした態度でいる事を心がけた。最後までサピックスを信じ、頑張ってほしい。合格を祈っています。

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