２月９日金曜日。私の第一志望校である東京東京都立小石川中等教育学校の合格発表当日です。玄関の扉を開けて家の中に入るや否や、合格の２文字が私の目の中に飛び込んできました。母が扉に合格発表の画面を印刷した紙を貼ってくれたのだと思います。私は、言葉では表すことのできない嬉しさが込み上げてきました。
　新４年生でサピックスに入室した私は、文化祭での雰囲気に惹かれて当初雙葉を志望していました。ですが、都立小石川での公開授業の際、実際に生徒さんの隣で授業を体験した時にユーモア溢れる先生と、それに対して次々と質問を投げかけていく生徒で出来上がっていく授業に魅力を感じ、雙葉と都立小石川の両校を志望校として勉強をしていくことに決めました。私立と都立では、出題傾向が異なるため、両方ともしっかりと対策をしなければならずとても大変でしたが、無事受験校全てで合格を勝ち取ることができ、本当に良かったです。
　私が都立小石川を受けるにあたり、適性検査ごとに意識したことがあります。適性検査Ⅰでは、４００から４４０字の作文で意見を書く時、変に時間に気を取られず、段落ごとに丁寧に文章を推敲していくことを意識してより深みのある文章に仕上げました。また、適性検査Ⅱでは、自分が得意な算数、次に配点が高く大部分を占める科目、最後に残りという順番で解く事を意識し、効率よく点を取っていきました。適性検査Ⅲでは、要点をとらえた文章をとにかく書くことを意識し部分点につなげていきました。桁数の多い計算も途中で止めず最後まで解き切る底力は、都立小石川の過去問やＳＳ雙葉の算数により養われたと思います。この意識は合格の手助けになりました。
　これから受験に挑む皆さんも自分がしてきた努力を信じて臨み、合格をつかんでください。最後に、これまで支えてくださった家族、先生方、受付の方、応援してくれた多くの方々本当にありがとうございました。