受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属駒場中学校

芸術は托鉢だ

O.Aさん

 2月5日、僕は絶叫することも、悲鳴を上げることも無かった。一喜一憂は無駄だ(特に筑駒と開成の併願は)。学校の問題の特徴は先生達が教えてくれるだろうから、どの様に普段勉強すれば良いかを綴る。但し、僕はあまりやっていない。
<灘中について>

○国語の知識はAテキストや対策プリントを使う。特に季語には注意。

○国語の記述は書き直しやすいので、昔の筑駒の過去問を45分で解いても良い。

○理科は知識が少ない(だから今年は酷かった)。難しい問題を沢山解いて慣れる。

○算数は図形問題に熱中しない。しかし立体図形に慣れれば差をつけられる。

 僕は灘を本命として受けたが、そうでない人も多いと思う。絶対にお試し受験などと思わないように。※鉢巻きは禁止。
<筑駒について>
○社会は簡単だから後回しで良い。
○理科はてこを半分取り、知識を確実にする。
○算数は場合の数を解きまくる。
○国語はノートを見返す。
 本番、僕は全然緊張しなかった。模試気分で解くと良い。
 最後に、僕は一度開成に落ちた。最初に決めた志望校で、サピックスオープンでも合格可能性80%が多かったので、かなりショックを受けた。先生に電話すると、対策プリントの見直しをするように言われた。大事なのは落ち着くことだと思う。後日、追加合格の連絡が来た。合格証が貰えず、少し残念だった。
 僕は一応、受験を全勝で終えることができ、とても嬉しい。そして改めて、SAPIXの先生達に感謝したい。
 人生は誰かに依り、誰かに依られ、それを繰り返す托鉢のようなものだ。たとえどんな物があろうと、何が起きようと全力を尽くせば、合格という悟りを得られるだろう。

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