２月１日、夜。ぼくは人生の中で大きな分岐点に立っていました。もし落ちたらどうしよう、理科のあそこをまちがえた気がすると、いろんな心配をしていました。そして、ついに結果発表の時間です。ぼくの結果は合格でした。ぼくは心配しましたが、正直、少し自信もありました。いい点数をとれた確証はありませんが、受けてきたテストでは信じ続けてきたサピックスの先生が伝えてくれたことを、全て出し切れた気がするからです。
　今までぼくは４年生や５年生の前半のころ、絶対行きたいという学校は、あまりありませんでした。行きたい学校が見つかるといいなくらいの気持ちでいました。なので何の目標もなく、出された課題を終わらせているだけでした。しかし、５年生の後半で周りはみな目標に向かってつき進んでいるのに、自分はなんのために勉強しているんだと思いました。それからは、土日は学校の見学などに積極的に行くようになりました。そして自分の行きたい場所が決まると、授業への思いなども自然に変わりました。またただ課題をやるだけでなく、絶対覚えるという意識でやるようになり、勉強の効率も上がっていきました。また、コアプラスなどを何度もやって覚えました。
　最後の１月には、今までのテキストの苦手なものの見直しなど、最後の穴埋めをしました。勉強というのは問題をとこうとしないと自分がわからなかったことに気付けない時があります。ひたすら問題をときました。
　このように、受験において大事なことは、自分の思いと目標です。そのことを心に刻んでがんばって下さい！