僕は、５年生の夏に海外から帰国し、夏期講習の初めに入室しました。それまではオンラインでの学習はしていたので偏差値50くらいのコースだったけれど、まだ開成や筑駒は雲の上の存在でした。
　しかし、算数や社会（特に歴史）がどんどん好きで得意になっていった事から、６年生の夏にはトップのコースに上がる事ができ、受験に対して本気になっていきました。
　そんな僕の悩みの種は国語でした。文章をうまく読解できず、選択肢問題は全然分からなかったし、記述も×はしょっちゅうありました。だから、国語が足を引っ張る形となりました。そこで、国語の先生が僕を質問教室に呼んでくれて、僕の文章読解の課題や解決策を親切に教えてくれました。そして、冬期講習や正月特訓くらいからようやく記述は書けるようになっていった気がします。
　ところが、そもそも問題との相性が悪く苦手だった国語で不得意なタイプの文章が出題されたからか、面接でものすごく緊張したからか分からないけど、海城（帰国）の不合格の三文字。僕は絶望したけど周りのたくさんの人がはげましてくれた事で立ち直れました。そして、聖光学院の帰国入試に合格した事で、やっと合格をもらえた安心と力が証明された事による自信でいっぱいでした。
　そして迎えた２月。緊張はしましたが、既に合格校があるという安心感があったことで集中して問題に取り組めました。そして３日（開成）と５日（筑駒）の合格発表の際に自分の番号を見つけた時はとび上がるくらい嬉しかったです。どちらに進学するかは本当に悩みましたが、最終的には開成に決めました。
　塾の先生、僕の家族等、僕の受験を支えてくれた全ての人に心から感謝しています。ありがとうございました。
　そして後輩のみなさんも自分の第一志望に合格できるよう、頑張って下さい。応援しています。