ぼくはサピックスに入り勉強し、第一志望の麻布中学校に入ることができました。
　ぼくは４年生の時、サピックスに入り真ん中より少し下のコースでした。その時は勉強よりもピアノを優先していたため、このコースでも危機感を感じていませんでした。しかし５年生になりピアノより勉強に集中するようになって、すぐ上のコースに上がれるだろうと思っていたのですが、全く上のコースに上がれませんでした。「このままじゃヤバイ」と危機感を持ったぼくは、その時苦手だった算数の復習に時間をかけ、「基礎力トレーニング」も毎日やるようになりました。そして５年生の終盤で上から２番目のコースに上がり、算数の苦手意識が薄れてきました。ぼくは歴史が好きで、本を読んだり、大河ドラマもよく見ていたので、社会の成績がよくなりました。６年生になると国語の成績も上がり、念願の一番上のコースに入れて、とてもうれしかったです。
　そして受験が決まると言われている天王山の夏がやってきました。全力でやった、とは実は言えませんが、毎日しっかり授業の復習はしました。夏過ぎにはＳＳ特訓が始まり、志望校のコースに入ることができました。志望校のコースは少人数で、先生が一人一人の記述をしっかり見てくれたので、どこを直したらいいかわかりやすく、とても力がつきました。受験前は過去問やＳＳ特訓の見直しを何度もして当日に備えました。当日は今までやってきたことを出し切れたな、後悔はないな、と思っていたところ、麻布中に合格することができました。とてもうれしかったです。
　中学受験は終わりましたが、人生はまだまだ始まったばかりであり、サピックスで習った経験は今後の人生にも役立っていくと思います。サピックスに入って、勉強し、仲間と競い合えたことは、ぼくにとって大切な思い出です。ありがとうございました。