受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

自由を求めて

T.Tさん

 僕は、あまりコロナをうらんでいないです。それには理由があります。コロナがはやり始めた頃、学校は春休みを長くしました。それで、勉強がおろそかになると、かわりに家や塾で勉強しようということになり、サピックスに通うようになったのです。サピックスのおかげで「麻布」という学校に行けるのです。コロナとはこういう縁があります。
 4年生から僕は麻布や芝の「自由な校風」に憧れを持ち、第一志望校を麻布、第二志望校を芝にしました。僕のように自由な校風に憧れている人は、麻布を志望することをおすすめします。
 夏期集中志望校錬成特訓が始まると、麻布では平常授業とかけはなれた特訓になります。だから、マンスリーであまり良い偏差値を取れなくても気にしてはいけないです。
 ここからは僕の受験の話。1月はまず早稲田佐賀。合格発表の前に栄東が来て、合格発表も早稲田佐賀の合格発表より早いです。栄東は東大クラス合格。翌日の早稲田佐賀合格発表でも合格。第四志望校であった立教新座の自信につながりました。立教新座も合格でき、とてもうれしかったですが、1週間後麻布だと思うと、体がひんやりふるえました。そしてとうとう麻布。国語は漢字が一番最後で記号と抜き出しがとても多いと感じ、得意の算数はできず、社会は書けましたが、理科は時間配分をまちがえました。こんなおろかな僕が麻布に合格できたのは、信じられませんでした。高輪と浅野にも合格でき、全勝で受験を終えることができました。「あれっ、芝は?」と思ったみなさん、よく気付きましたね。麻布に合格できたので、芝の受験はやめたのでした。
 麻布を目指している人へ。ありのままに、前向きに、答えをつくりましょう。
 「努力と希望は人を裏切らない」

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