２月４日の午後、ぼくは回転寿司屋で絶望していた。ぼくは第二志望である海城中学校に落ちたからだ。なぜ第二志望か、それは第一志望校の麻布中学校にも落ちたからだ。
　２月１日のぼくは、緊張していた。ここまでの１月の帰国生入試で二連敗した事もあったかもしれない。いつも点数をかせげる算数を、白紙が多い状態で出してしまった。今までにないほどのものだったが、ぼくは逆に他の教科でかせげなければ本当に受からないぞと自分を奮い立たせた。その結果、算数以外の３教科はいつも通りの手応えとなった。
　２月１日の午後の広尾、２月２日の本郷、２月３日の海城のどれも手応えはあったが、本郷のみしか結局は受からなかった。
　そのような状きょうでその日受けた芝の結果から５日の学校の事をどうするかという事を、寿司を食べながら考えていたところだ。
　突然母のスマホがなった。父からの電話だったのでぼくたちは海城の結果のなぐさめだと思った。電話に出ると父の泣きそうな声が少し聞こえるとともに母の暗かった表情が一気に変わった。なんと、第一志望である麻布中学校にくり上げ合格したのだ。一番自信がなく、そして一番行きたい学校だったので、とてもうれしかった。まさに地獄から天国だ。最後まであきらめずに切り替える事がとても大事だと実感した。
　最後に、受験をする上で大切だと思った事を伝えておこうと思う。

①最後まであきらめずに自信がない教科があっても切り替えてください。

②よく寝る事です。授業に集中できるし、本番もねむくなったら元も子もありません。

③苦手はどんどんつぶしてください。自信がつきます。（ぼくは語いで落ちたかも）

　これからのみなさんが正規合格できる事を願っています。