受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

失敗は成功のもと

D.Uさん

 6年生の冬に受けた2回目の学校別サピックスオープン(麻布)のことです。得意の算数で崩れ、立ち直れずに社会と理科も失敗し、不合格判定を取りました。
 そこから僕は二つのことを学びました。一つは、時間配分を守ることです。算数で崩れたのは、1枚目に難問があったのに完答しようと粘ってしまったからでした。もう一つは、たとえ1教科崩れたとしても諦めずに立ち直ることです。
 そして本番。
 まず渋谷幕張では、理科が大幅に難化し大問1と2が難しくて解き切れませんでした。しかし勇気を持って次の大問へ進んだことで、得点を稼ぐことが出来ました。
 次に麻布では、得点源の算数でボコボコにされました。休み時間にこっそり泣きました。しかし立ち直らなくてはと自分に言い聞かせて、続く社会と理科は会心の出来でした。
 模試で失敗したことを糧にして、本番に活かせたと思います。

◆麻布志望の人へ◆

国語→問題文が面白いので楽しみつつ、選択肢の誘導にのって記述を解いて下さい。

算数→時間配分を守り、難問を見極め飛ばすことが大切です。SS特訓では先生の方針で、60分の試験を40分前後で解く訓練をしましたが、これが算数の強化になりました。

社会→サピックスでは得意科目でしたが、麻布の社会は最後まで苦戦しました。皆が解ける問題を落とさなければ大丈夫です。

理科→一番の得意教科でした。リード文にほとんど答えがあるので、よく読んで下さい。とんでもない難問が紛れてくるので、時間配分を守ってください。麻布の理科はBタイプと言われますが、膨大な知識を獲得する過程で理解力を高めること、いわゆる実力をつけることが大切です。

 志望校合格に向けて、がんばれ!

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