２月３日の午後３時。僕は第一志望の麻布中の合格発表を父と母と一緒に見ました。合格と知った時、僕が抱いた感情は喜びやうれしさ…というよりも、安心やおどろきでした。
　サピックスに入ったのは３年生の４月。はじめの２年ほどは親に「行かされて」いる思いが強く、勉強もあまり好きではなかったですが、５年生の時に麻布中の文化祭を見に行き、私服でよく自由な校風なところが気に入り、第一志望校に決めました。そのころから勉強意欲が出てきて勉強が少しずつ楽しくなっていきました（なぜか成績は上がらなかった）。
　志望校別特訓が始まると、麻布中特有の記述問題に手こずりましたが、だんだん慣れていくことができました。また、クラスの人数が少人数だったため、全員と仲を深めることができました。友達がいることで授業を楽しく受けられる上、競争心や知的好奇心が生まれ、成績を少しずつ上げることができました。そのためか学校別サピックスオープンでなんとか合格可能性50％を維持することができました。
　受験はまず１月校が全て受かっており、安心して麻布を受けることができました。算数で大きくミスをしてしまいましたが、あせることなく他の教科をやり切ることができ、無事に合格することができました。ここで、これから麻布を受ける人へのアドバイスです。

●漢字、計算問題などを絶対に間違えないようにする（その１点が大切）。

●麻布では「普通」の偏差値は気にしない。

●苦手な分野はていねいに問題を解く。

●前教科の失敗は気にせず、目の前の問題に集中する！

と、これらのことに気をつけて勉強にはげんでほしいです。
　最後に、サピックスの先生方、友達と家族のみんな。本当にありがとうございました。