娘の入室は、三つ上の兄が通塾していたこともあり２年生から通い始めました。毎週楽しんで通い、あっという間に高学年になっていました。学校見学は、２年生のうちから始め沢山の学校を見学させていただきました。５年生頃までに、娘が学校生活を過ごしている様子が目に浮かぶ学校が決まりました。もちろん娘自身も文化祭などで訪れ憧れた学校です。
　娘の成績が志望校を目指せるかなと思いはじめた矢先、ガクンとクラスが下がってしまいました。そんな中、６年生の最初の面談を迎え高望みではないかとの相談をさせていただきました。先生からの後押しもあり自信を持って志望校を目指して進み始めましたが、次のテストでも上がることが出来ず学校生活との両立に頭を悩ませる時期になりました。娘自身が一番悩んでいたと思うので、小学校の先生に私情ではあるが学校でのミスを大目にみていただきたいと連絡をしたり、塾の先生にも声掛けをしていただけないかと相談するなど出来る範囲でのフォローをしました。夫がずっと娘の勉強をサポートしていましたが、自分の意見がある娘自身にある程度任せるところは任せるようにするなど娘との距離をうまくとっていました。しかし、何が不得意なのかなど細かく把握し繰り返しやるべき事としてアドバイスできていたのがとても良かった様に思います。一歩一歩着実に進んでいくうちに、なんとかスランプから抜け出せていました。
　その後は、夏休みのＳＳで志望校のクラスに在籍できたことが一番大きく、俄然やる気に燃えていて受験勉強を楽しんでいました。毎回と言っていい程、授業後に質問教室に行きわからないところをつくらないように努力していたり自分自身でやらなければならないことをきちんと考えて取り組めていました。日曜日は、ＳＳのクラスのお友達とお菓子交換をしたり長い塾生活を楽しめていた事もとても有難かったです。
　そして迎えた、入試本番。緊張よりも、ワクワクしているようにすら感じられる様子で受験当日を迎えました。娘はやるだけやったから悔いはない様子で、毎回入試を終えていました。娘の強さが、この受験を乗り切れた要因なのだと実感しました。娘は、自分自身を信じて走り切ったんだと思います。
　第一志望の学校から合格をいただき嬉しい反面勉強についていけるのかの不安も抱きましたが、塾の先生から「今のまま生活していけば立派な中学生になれるから心配いりません」と言っていただき最後の最後まで背中を押していただきました。受験を終えた今、娘の強さがあればどんなことも乗り越えていけると確信しています。
　本当にサピックスの先生には大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。