受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

笑う門には福来る

K.Kさん お子さんの名前 Aさん

 娘は3年生からサピックスに通塾しました。それまで学習系の習い事をしておらず、最後まで算数に苦労しました。3年生5月の確認テストの算数の偏差値が37でした。これはマズイとこの日から基礎トレは時間を計って解くようにしました。この習慣は東京入試まで続けました。
 サピックスに入ってから様々な問題集を購入しましたが、しっかり取り組めたのは白地図トレーニング、年表トレーニング、算数のベイシック問題集くらいです。他はほぼ真っさらなままでした。サピックスのテキストで十分だったなと思います。特に大事なものは、秋から始まるSSと冬期講習、正月特訓です。この秋から冬にかけての志望校別対策授業で総仕上げされます。算数の苦手な娘も徐々に自信をつけていったように思います。桜蔭の入試では、算数の問題の全体を見渡し、即座に自分の解ける問題にロックオンし、20分かけて完答したそうです。自分が解き易い問題をいかに早く見つけ、完璧にこなすかが合否を分けます。いま算数が苦手でも苦労しているお子様も大丈夫です。コツコツ努力を続ければ本番で力を120%出すことも可能です。めげずに頑張ってください!
 算数が苦手な子ほど、国・理・社を頑張らなくてはいけません。理・社はデイリーステップ・「コアプラス」を完璧にする。国語は言葉ナビ、漢字の要、国語Bの読解教室も取り組んでいました。
 保護者の皆様にお伝えしたい事は、テストは大事なアウトプットの場なので、体調不良以外は絶対に受けさせましょう。点数が悪い時ほどテンションを上げて、よし! この間違いを次に活かそう!と親は明るく子供に接して下さい。点数が悪くて怒るのは厳禁です。子供もやる気をなくし、勉強の楽しさが失われてしまいます。そして間違えることを恐れてしまいます。入試本番まではどれだけ間違っても良いのです。間違いは宝物です。有り難く受け止めましょう。
 受験において親がやるべき事は、体調管理、プリント整理、テスト範囲のチェック、持ち物の確認、ひたすら励まし、応援することです。お子様を常に大きく温かく包んであげて下さい。ご縁は必ずありますから、お子様を信じてサポートしてあげてください。
 6年生の1年間はあっという間に過ぎ去ります。こんなに濃厚な1年間はありません。親子で良い時間を過ごしていただけたらと思います。大変な時こそ笑いましょう。よく食べ、よく寝ましょう。1月に入ったら健康第一で過ごしましょう。心身共に健康でいることが何よりも大事です。
 皆様にも満開の桜が咲きますように祈っています。どうぞ親子で楽しい中学受験を‼

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