受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

中学受験とその先に

Y.Yさん お子さんの名前 Yさん

 2月3日9時過ぎ、スマホに表示された「合格おめでとうございます。第1回入試」の聖光学院の合否サイトのピンクの画面を見た瞬間、込みあげてくる感動と後悔で涙が流れました。合格だけを信じて邁進し続けた息子の3年間の頑張りが報われたことに対する感動と前日夜に最後までチャレンジしたいという息子の思いを親の不安からチャレンジさせてあげられなかった後悔。もっと息子の希望通りに、チャレンジさせてあげれば良かったという後悔を私たち夫婦は今後忘れることはない気がします。

 長女のサピックス生活の終了と入れ替わりで、息子のサピックス生活も3年生の2月から始まりました。最初の組分けテストで良い成績をとることができ、最上位クラスを経験できました。このままの調子で最後までいけたら良いな…という期待に膨らんだ息子のサピックス生活の始まりでした。その後も毎月のテストで、息子とともに一喜一憂し、クラス昇降を経験しながら、あっという間に受験当日を迎えました。

 受験当日、試験会場に一人で堂々と入っていく息子の後ろ姿に、まだ小学生と思っていたけど、もうすぐ中学生になるんだなとこれまでの成長を感じ、息子の親離れの時期が近づいてきたことを実感しました。この3年間は、息子にとっても、私たち家族にとっても、山あり谷ありではありましたが、振り返るととても楽しい充実した毎日でした。

 受験勉強で大事なことは「自分のレベルに合った適度に負荷がかかる問題を解き続けること」で、「試験日までに多くの問題を独力で解くこと」だと思います。その質と量をどのような方法で高めていくかは、各人のやり方次第ですが、サピックス生活では、この点を意識すると、少し過ごしやすくなることと思います。息子が3年間取り組んできたことは、「基礎トレは必ず時間を計ってやる」「苦手分野から絶対に逃げない」「常に高みを目指して努力する」でした。

 サピックスでは、多くの優秀な友人に囲まれ、その中で、友人たちと切磋琢磨しながら、常に高みを目指して努力することを経験できたこと、これこそが、これからの息子の中高6年間を過ごしていく上で、貴重な財産になっていくことと思います。サピックスの先生方には、そのような最高の環境をご提供くださったこと、親が言っても聞かないけど、全幅の信頼を置くサピックスの先生方の言うことだけは素直に聞く息子でしたので、叱咤激励はじめ、息子の未熟なメンタル面のカバーを含めてご指導くださったこと等、感謝しかありません。

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