受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さっぴーの社会科見学へ行こう!

第180回 ミュージアム鉱研 地球の宝石箱

 新宿から特急で約2時間半。長野県のほぼ中央に位置する塩尻市に、鉱石と化石に関する博物館があることは知っているかな? その名も「ミュージアム鉱研 地球の宝石箱」というんだ。地面を掘り抜くボーリング機器のメーカー・鉱研工業が運営する施設で、館内には宝石から化石まで、約2000点もの石の標本が並んでいて、それぞれの特徴や逸話などを楽しく学べるんだよ。

さっぴーからクイズだよ

次のうち、地球上に実在する石はどれだと思う?
①身につけると体が浮く石
②電気を帯びる石
③毒を持つ石
④歌う石

男の子 「ええっ⁉ 体が浮く石に歌う石? 確かに石にはたくさんの種類があるけど、さすがにそんな『魔法の石』はないよね。もし本当にあるなら、世界遺産どころじゃないでしょ」
女の子 「そうだよね。ファンタジーではおなじみだけど、やっぱり現実ではありえないよね。でも、電気を帯びている石や、毒を持つ石なら実在するんじゃないかなあ」
さっぴー 「ふふふ、そのとおり。さすがに、人を浮かせたり歌ったりする石は見つかっていないけれど、毒を持つ石なら、そう珍しいわけでもなくてね。たとえば、ヒ素を含んだ石、放射線を出す石などは、世界中で見つかるんだよ。それから電気を帯びる石もあって、これは、10月の誕生石でもあるトルマリンがそうだね」
男の子 「トルマリンは図鑑で見たことがあるよ。いろいろな色のものがあって、とてもきれいな石だった」
さっぴー 「そう、トルマリンは『電気石』とも呼ばれていてね。こすったりすると静電気を帯びるんだ」
女の子 「すると、正解は②と③ね。博物館や科学館に行けば、本物が見られるのかな?」
さっぴー 「もちろん。じゃあ、たまには遠出をしてみようか。長野県塩尻市にある『ミュージアム鉱研 地球の宝石箱』は、鉱石と化石の博物館でね。たくさんの石が展示されていて、見応えがあるよ」
男の子 「長野県! 旅行だね。楽しみだ!」
24年6月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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