Spotlight
(「24年4月号」より転載/24年3月公開)
桐光学園
中学校・高等学校
新校長「目標は“世界と渡り合える若者”」
ますます充実「グローバルプログラム」
桐光学園中学校・高等学校は、1978年に高校が、1982年に中学が創立された、文武両道で知られる進学校です。授業は男女別で、学校行事などは男女合同で行う男女別学制度の下、生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育を実践しています。その具体的な内容などについて、これまで学園のグローバリゼーションを推進し、この4月に校長に就任される岡村薫先生に伺いました。
男女別学と文武両道の校風が魅力
“最高峰”に親しむ機会も豊富に提供
「グローバルプログラム」「講習制度」「大学訪問授業」など独自の取り組みに加え、男女別学や盛んなクラブ活動で、主体的な学習者の育成をめざす桐光学園中学校・高等学校。卒業生の多くは東大をはじめ難関大学の門をくぐる、文武両道を目標にする進学校です。
ケンブリッジ大学リーダーズ研修
この4月に校長に就任する岡村薫先生は「本校の生徒の成長を支える工夫の一つが、男女別学です」と話します。同校の男女別学は、授業を男女の特性に合わせて別々に展開する一方、社会に出れば男女の垣根なく仕事に取り組むという環境にも順応できるよう、学校行事などは男女合同で実施するというものです。いわば共学校と男子校・女子校の“いいとこ取り”といえます。
クラブ活動が盛んなことも成長を支える工夫の一つです。現在、文化部・運動部合わせて51の部が活動しています。「努力を継続する大切さや目標を成し遂げたときの達成感が味わえる貴重な場で、その経験は卒業後の人生においても大きな役割を果たすはずです」
また、放課後や土曜日、夏休みなどに年間600以上の講座を開く「講習制度」や、各界の第一線で活躍されている研究者などを招き、大学と同等の講義を年間20回以上行う「大学訪問授業」も注目です。岡村先生は「その根底にあるのは『生徒に一流のもの、“最高峰”のものを届けたい』という思いです。そうした経験が生徒の潜在能力を引き出し、キャリア形成の一つのきっかけになれば」と期待を込めています。
「High Tech High」の授業をはじめ
多様な取り組みで真の国際人を育てる
学校長に就任する岡村薫先生 2016年に国際部が設置されて以来、岡村先生が国際部長として尽力してきたのが、語学研修や留学などの「グローバルプログラム」を充実させることです。
たとえば、2023年度には課題解決型学習(PBL)を取り入れた教育手法で広く注目を集める、アメリカのチャータースクール「High Tech High」の授業を盛り込んだ「THINKTIONプログラム」をスタートさせました。最先端の教育に触れるとともに、カリフォルニア大学サンディエゴ校の学生寮に宿泊することで大学生活も疑似体験できます。一方、短期留学「イートンカレッジサマースクール」は10年以上前に始まった人気プログラムです。約3週間、同校のキャンパス内にある寮(ハウス)に滞在し、英語だけでなく、歴史や文化も含めて学びます。ほかにも、ケンブリッジ大学リーダーズ研修、10か月に及ぶ北米長期留学、オーストラリアとニュージーランドで10週間行うターム留学、日本にいながらカナダの高校卒業資格も取得できるダブルディプロマの導入などがあり、生徒は興味や関心に応じて挑戦できます。
「多様なプログラムを通して、生徒たちには“世界と対等に渡り合える若者”になってほしいですね。文化や価値観が違っても、相手の良いところを理解し、吸収できるような真の国際人を育てることが目標です」
最後に、岡村先生は受験生と保護者の方に向けてメッセージを送りました。「ぜひ一度、本校に足をお運びください。機会があれば、わたし自身がご案内し、本校の良さをお伝えしながらお子さまの将来について語り合いたいと思っています。心からお待ちしています」
《学校のプロフィール》
桐光学園中学校・高等学校
●所在地:〒215-8555 神奈川県川崎市麻生区栗木3-12-1
●TEL:044-987-0519(代)
Information
※学校説明会などの情報は下記よりご確認ください。
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