受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Report

(10年7月公開/24年8月改訂)

八雲学園中学校高等学校

次世代のグローバルリーダーを育てます

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1メディアセンター2階の図書館は、木目調の柔らかな採光のなかで、落ち着いて自習することができます 2姉妹校ケイトスクールからの留学生を囲んで 3アメリカ西海岸のサンタバーバラにある研修センター「八雲レジデンス」 4バリエーションが豊富な制服は生徒にも大人気 5チューター(学習アドバイザー)の先生方に、学習や進路、友人関係の事などさまざまなことに相談にのってもらいます 6生徒一人一人がタブレットを持ち、授業や家庭学習で活用しています

 中高の6年間は、心身共に成長が著しく、“人間形成”という意味からも、人生のなかで最も大切な時期の一つです。八雲学園中学校高等学校では、この点をしっかり踏まえ、中高一貫教育の利点を生かした学習指導を行う一方、精神面を含めた人間力を育むことに力を注いでいます。

 そのために同校がとくに力を入れて取り組んでいるのが「徹底したグローバル教育」「きめ細かい進路指導」「独自のチューター方式」「感性を養う文化体験」の四つです。このうちグローバル教育は、1938年の創立当初から英語の必要性を重要視してきた同校ならではの特徴が随所に見られます。たとえば、レシテーションコンテスト、スピーチコンテスト、英語劇、朗読劇、ファンフェアー、英語祭など、英語を使ったさまざまな行事は多彩です。しかも、すべて全員参加。生徒たちは年間を通じて、いつも何らかの英語の課題に取り組んでいるのです。2018年4月には、世界50カ国の私学250校が所属する国際私立学校連盟「ラウンドスクエア」に加盟。ドイツ、南アフリカなど毎年開かれる国際会議に参加するだけでなく、加盟校同士の交流が広がり、すでにヨルダン、オーストラリア、アメリカの加盟校から留学生を迎えるなど、学校にいながらグローバルな環境を体験することができます。さらに、2020年から海外協定大学推薦制度を導入。これは、高校の成績・英語力を基準として、アメリカ・イギリスの協定大学に推薦入試を受けられる制度です。2023年度はシェフィールド大学などに、20名が合格しました。そのために、eラーニング教材「YES(Yakumo English : Gateway to Success)」を利用して、英語力を高めていきます。

 進学指導も充実しています。放課後補習や夏期講習などを実施するほか、進路ガイダンスや面談などを随時行うことによって、生徒一人ひとりをきめ細かくフォローしています。そのなかで大事な役割を担っているのがチューター(学習アドバイザー)です。同校では、担任のほかに、相談相手として生徒一人ひとりを担当するチューターが付き、学習と生活の両面についてサポートします。

 一方、感性も重視。八雲学園ならではのユニークな取り組みが「総合的な学習」の一環として毎月1回行われる文化体験です。観劇、美術、音楽、古典芸能などを鑑賞することにより、素直に感動できる豊かな心を育て、柔軟な感性と幅広い視野を養っています。

 近年の難関大学への合格実績の上昇とともに人気の高まる八雲学園。人間教育の成果の一つなのでしょうか、放課後、生徒たちが生き生きと学校内外を掃除している姿が印象的でした。清潔で機能的な校舎でますます充実した学校生活が営まれることでしょう。

クラブ活動

面倒見の良い先生や先輩と楽しく伸び伸びと活動

学年を超えた信頼関係を築くクラブ活動は、運動系・文化系合わせて28あります。活動日が重ならなければ兼部も可能です。

ドリル部の活動は週2日。文化祭や歓迎会などで演技を披露します 高校バスケットボール部は、全国大会の常連校となっています 空手道部は全国大会の常連校で、二連覇もしています
サッカー部は駒沢公園のグラウンドなども使用して、活発に活動しています 中高の部員がいっしょに活動する吹奏楽部 箏曲部の流派は生田流。文化祭で披露するほか、百人一首大会でも演奏します

学校行事

人間力を向上させる
年間を通じて多岐にわたる行事

八雲学園ではマナー講座から英語を使った各種行事、海外研修、月1回の文化体験など、たくさんの学校行事が用意されています。さまざまな行事を体験することで、生徒の感性が磨かれていきます。

「八雲レジデンス」に宿泊するアメリカ海外研修は、生徒たちの英語を学ぶ意欲を向上させます

毎年10月に行われる文化祭は生徒主体で運営されています クラス対抗で行われる体育祭は校外の体育館で実施。リレーやダンスなどで盛り上がります 「総合的な学習」の一貫として、毎月1回行われる文化体験。ジャンルは観劇、美術、音楽鑑賞など多岐にわたります
必ず一人一役を演じる英語劇。生きた英語表現を身に付けます 6月には、英語を学びはじめて間もない中1が、一定量の英文を覚えて人前で発表するレシテーションコンテストを開催 多くの外国人講師を招き、生きた英語を学ぶ機会となるイングリッシュファンフェアー

施設

充実した学校生活のための施設・設備
清潔で且つ機能的な学園生活

目黒区八雲の閑静な住宅街に位置する八雲学園。メディアセンターの自習スペースなど、集中して学習できる環境が整っています。また、アメリカ西海岸の研修センター「八雲レジデンス」など、学外の施設も大変充実しています。

毎年クリスマスシーズンには、校舎に電飾を施します。隠れた名所となっています 「帝国ホテルみたい」と生徒たちから好評のトイレ。リラックスできるBGMもかかっています 体育館は代々木オリンピック競技場の体育館を模した最高の環境が整っています
中学はダイヤ、高校はクローバー。教室入り口には学年を示すポップなマークが入っています 広々とした音楽室。防音設備が整っています ドラフトチャンバーを導入し、より高度な実験にも対応できるようにしました

《学校のプロフィール》

八雲学園中学校高等学校

所在地 〒152-0023 東京都目黒区八雲2-14-1
交 通 東急東横線「都立大学」駅より徒歩7分
電 話 03-3717-1196
H P www.yakumo.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

《2024年度各種行事のお知らせ》

説明会を開催しています。本校ホームページ「中学校学校説明会」からお申し込みください。入試説明会・行事の日程は、本校ホームページ・LINEにてお知らせしています。LINEに登録していただくと、説明会情報などを受信することができます。ご登録はこちらから

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