スクール情報
(「25年8月号」より転載/25年7月公開)
栄東中学・高等学校 栄東祭▶ 6月7日(土)・8日(日)
大切な思い出と未来、
そして人と人とを結いつなげる場に
校長先生のキャラクター「ジュンジュン」のモニュメントがお出迎え
栄東中学・高等学校の「栄東祭」が、6月7・8日の2日間の日程で開催されました。昨年と一昨年は事前予約制でしたが、今年は予約不要の一般公開で行われ、いっそう多くの来場者でにぎわっていました。今年のテーマは「結(ゆい)」。日常ではかかわらない事柄や人との出会いを結いつなげる場にしたいという思いが込められています。
編集部が訪れたのは7日の土曜日です。11時からの展示の一般公開に先駆けて、9時から中学生による恒例のイベント「国語・英語弁論大会」「ビブリオバトル」「ムービークリエーターコンテスト」が体育館で行われました。国語・英語弁論大会では、それぞれの予選を勝ち抜いた6人が、3分間で自分の思いを表現します。英語でも感情を込めて、堂々と発表する姿に驚きました。続くムービークリエーターコンテストでは、先生と生徒の名(迷)演技に会場から笑いが起こっていました。
ビブリオバトルでは、出場者がお薦めの本を3分間で紹介し、観客の中学生が「読みたい」と思った本にうちわを掲げて、勝者を判定します。うちわのデザインは生徒が考案し、5種類から選べるようになっていました。判定の際には、色とりどりのうちわが勢いよく掲げられました。
11時から展示発表が始まると、多くの来場者がお目当ての教室に向かい、校舎入り口での生徒の呼び込みも激しくなります。毎年人気を集める鉄道研究部のNゲージを使用した鉄道模型ショーには、教室に入り切れないほどの来場者が詰めかけました。茶室「瑞想庵」で行われる茶道部のお茶会も人気。涼しげな和菓子と冷たいお茶を堪能できました。また理科研究部は、化学室と物理室で信号反応や液体窒素などの実験を披露したり、スライム作りの体験を行ったりしていました。
一方、栄東ならではの中学生の学年展示も見逃せません。中1は先生に取材して制作する「栄東新聞」、中2は将来の進路を示した「未来樹」、中3は3学期に行う課題探究発表の計画書と、全員の作品が展示されます。
感情豊かに歌って演じ切った演劇部のミュージカル『アナと雪の女王』
体育館や講堂でのステージイベントも見どころが満載。7日の目玉は、演劇部のミュージカル『アナと雪の女王』です。映画のなかに入り込んだかのような、独特の世界観を創り出していました。翌8日には、吹奏楽部や筝曲部の演奏会、書道部のパフォーマンスなどが行われ、チームワークでステージを盛り上げ、観客を魅了しました。
また、今年から改装された食堂も必見のスポット。イケア・ジャパンの協力の下に設計されたおしゃれな空間で、定食・ラーメン・うどんなど40種類以上のメニューを楽しめました。ふだんは放課後にラーニングコモンズとして利用できるようになり、自習やグループワークにも最適です。
日常の学校生活とは異なる栄東祭のにぎやかな雰囲気を楽しみながら、このときならではの人と人とのつながりを大切にかみしめていた生徒たち。思い出を結い上げた2日間は、未来へもつながっていくことでしょう。
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鉄道研究部の模型ショーや発車ベル体験は子どもたちに大人気 |
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