スクール情報
(「25年2月号」より転載/25年1月公開)
東洋英和女学院中学部・高等部 クリスマス音楽会▶ 12/14(土)
父親参加の混声合唱が復活!
クリスマスを祝福する音楽会
混声合唱の後、最後は来場者も一緒に讃美歌を歌いました
2024年に創立140周年を迎えた東洋英和女学院は、聖書の教えを建学の精神として今日まで受け継いできました。キリストの降誕を祝う「クリスマス音楽会」は、生徒たちから愛され続ける大切な行事です。今年度は12月14日に2公演が行われ、在校生とその保護者に加え、全学年の受験希望者を対象に、予約制で各回200組(1組3名まで)が招待されました。
出演したのは、ハンドベル部、合唱部、高1音楽選択者と父親有志、課外教室のオルガン科・器楽科所属の生徒と、器楽科講師です。同校には、クラブ活動とは別に課外教室があり、希望者は講師から専門的なレッスンを定期的に受けています。
編集部が訪れたのは、13時開演の第1回公演。会場に入ると、誘導係の生徒たちが「ごきげんよう」と笑顔で迎えてくれました。はじめに、中学・高等部長の石澤友康先生が登壇し、「東洋英和女学院には音楽に触れる機会がたくさんありますが、その集大成となるのがクリスマス音楽会です。練習を重ねた生徒たちの演奏をぜひお楽しみください」とあいさつしました。
最初のプログラムは、オルガン科の高2生によるパイプオルガンの演奏です。会場となった新マーガレット・クレイグ記念講堂に設置されているドイツ製のパイプオルガンを使用し、「フランスのキャロル」と「ノエル」を披露しました。その厳かな音色に、来場者は静かに耳を傾けていました。司会を務める高3生は、「毎朝の礼拝で、パイプオルガンの音を聴くと、とても心が落ち着きます。毎日讃美歌を歌うことで、音楽がとても身近に感じられますよ」と受験生に向けて語り掛けました。
次に合唱部が、マライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」を歌いました。ソロパートの美しい歌声から始まった後、全員による迫力あるハーモニーが響き渡りました。2曲目の「Donkey Carol」では、器楽科講師の方々が賛助演奏として加わり、より華やかな雰囲気に。さらに、器楽科講師の方々による室内楽もあり、大きな拍手が送られていました。
チームワーク抜群のハンドベル部高校生グループ。澄み切った音色が心地よく響きます
ハンドベル部の演奏も見事です。今回は高校生グループが、「Hark! The Herald Angels Sing」と「A Christmas Festival」を披露。アイコンタクトを取りながら、全員が息をぴったりと合わせて、大小さまざまなハンドベルを巧みに奏でました。続いて、器楽科オーケストラによる「主よ 人の望みの喜びよ」が演奏され、会場のクリスマスムードがいっそう高まりました。
そして満を持して登場したのが、高1音楽選択者87名と父親有志42名です。東洋英和女学院の「クリスマス音楽会」で、恒例となっていた生徒と父親有志による混声合唱ですが、新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく中止となっていました。今回は5年ぶりの実施となり、父親の練習にも力が入ったそうです。「Candlelight Carol」「あめにはさかえ」の2曲を歌い、生徒の伸びやかな歌声と、父親の力強い歌声が重なり合って、聴衆を魅了していました。最後は、来場者も一緒に「きよしこのよる」を合唱し、音楽会は盛会のうちに終了しました。
日ごろから音楽に囲まれた学校生活を送る英和生ならではの「クリスマス音楽会」は、来場者にとっても心温まる時間となったのではないでしょうか。
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