帰国生入試の出願資格を変更
複数回出願した入学者には
未受験分の出願料を返金

　逗子開成中（神奈川県逗子市）は、2025年度より、帰国生入試において出願資格の帰国年月の期間を変更。「2025年3月に小学校を卒業見込みの男子で、原則として自宅通学の可能な児童。日本国籍を持ち、保護者の海外在留に伴って外国で教育を受け、外国における滞在期間が帰国時まで継続1年以上で、2021年12月以降に帰国した者」とします。また、複数回出願して入学した際には、未受験分の出願料を返金します（2月15日の入学説明会で配布する「未受験分受験料返金申請書」を提出）。試験日程・募集定員・試験科目は次のとおりです。

・試験科目：国語または英語（60分・100点）
算数（60分・100点）

※1次・2次・3次の試験科目：
国語（50分・150点）
算数（50分・150点）
理科（40分・100点）
社会（40分・100点）

新思考力入試を廃止し、
各科目の入試で思考力型の出題を実施

　大妻中野中（東京都中野区）は、2025年度入試より、新思考力入試を廃止します。これに伴い、国語・算数・理科・社会の各科目の問題のなかで思考力型の出題を実施します。思考力型の出題は全体の15％前後で、応用力を試す問題として扱い、残りの約85％はこれまでどおりの出題形式です。試験日程・募集定員・試験科目は次のとおりです。

・試験科目：国語・算数・面接または英語・面接
国語（50分・100点）
算数（50分・100点）
英語（40分・60点）
面接（保護者1名同伴）
※英語は外部英語能力検定試験利用制度あり

・試験科目：国語（50分・100点）
算数（50分・100点）
英語（約10分、スピーキングテスト）
※外部英語能力検定試験利用制度あり

※試験科目詳細
2科：国語（50分・100点）
2科：算数（50分・100点）
4科：国語（50分・100点）
4科：算数（50分・100点）
4科：理科（30分・50点）
4科：社会（30分・50点）

2025年度入試の出題傾向を変更

　東京都市大学等々力中（東京都世田谷区）は、2025年度入試の出題傾向を変更。S特選の算数は、現行の「全問題答えのみ」から、「考えの過程がわかるような問題を2題出題」となります。S特選の社会は、地理・歴史・公民を融合した論述問題を取りやめ、各分野の大問のなかで論述問題を出題します。また、アクティブラーニング入試（S特選・特選）の検査Ⅰにおいては、映像視聴ではなく別形態の個人ワークに変更します。試験日程・募集定員・試験科目は次のとおりです。

・試験科目：国語または英語（50分・100点）
算数（50分・100点）
作文（60分、800字、5段階で評価）
面接（15分程度、本人のみのグループ）

・試験日程：第1回特選入試　2月1日午前
第1回S特入試　 2月1日午後
第2回S特入試　 2月2日午後
第2回特選入試（S特チャレンジ）2月3日午後

・試験科目：国語（50分・100点）
算数（50分・100点）
理科・社会（計60分・各50点）

・試験科目：検査Ⅰ（30分、個人ワーク）
検査Ⅱ（100分、グループワーク）

※一般入試の募集定員：S特選コース80名、特選コース100名（4教科型・1教科型・アクティブラーニング型合計）

コースごとの定員を全コース合計に変更

　江戸川学園取手中（茨城県取手市）は、2025年度入試より、これまで東大ジュニア、医科ジュニア、難関大ジュニアのコースごとに設けられていた定員を撤廃し、全コースの合計で320名（内部進学者含む）に変更します。出願時にそれぞれの入試でコースを選択しますが、出願後の変更はできないので注意が必要です。受験回ごとの募集定員は、第2回が70名から80名に、第3回が30名から20名にそれぞれ変更されます。また、適性型入試では質問シートを廃止します。1月25日の適性型の英語は5科目型と同じ問題ですが、25点の圧縮配点となります。試験日程・募集定員・試験科目は次のとおりです。

※試験科目詳細
5科目型：国語（50分・100点）
5科目型：算数（50分・100点）
5科目型：理科・社会（計60分・計100点）
5科目型：英語（20分・50点、リスニングのみ）
5英語型：国語（50分・100点）
5科目型：算数（50分・100点）
5科目型：英語（60分・100点、
5科目型：英語（15分程度のリスニングを含む）
5適性型：適性A（50分・100点）
5科目型：適性B（50分・100点）
5科目型：英語（20分・25点、リスニングのみ）