受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園幕張中学校

スロースタート

F.Tさん

 ぼくは2月5日、最後の受験校からの帰りの電車の中で、母と筑附の合格発表を見ていた。そこに自分の番号があったので、静かに、そして強く喜んだ。そう、筑附に合格したのだ。
 サピックスに入室した新4年生のときからずっと、上位コースにいた。6年後期のSOでも筑附志望者の中で、1ケタの順位を取ったこともある。でも、冬期講習前まで、筑附の「速く正確に解く」という問題傾向に対応できず、このままでは不合格は必至だった。そこで、塾では思考力をきたえ、家では父と筑附対策を行い、その上、冬期講習・正月特訓と、板挟みの勉強を続けることで、必死に頑張って筑附合格を勝ち取ることができたと思う。
 筑附を志望すると考えている人へのアドバイスとしては、
①内申点で差がつかないようにする
 「内申点でリードする」との思いが強すぎて、受験勉強がおろそかになってしまうと本末転倒であるが、「筑附の受験は日常の学校生活でも始まっている」という思いで、しっかりとした学校生活を送ると良いだろう。
②SOの結果はあまり気にしない
 例えば、SOの国語には記述問題があるが、筑附の試験ではあまりでないため、問題特性が違う試験の結果であることを理解すべきである。(実力の差を測る尺度としては有用)
③試験中に、積極的に問題を飛ばす
 特に算数は時間が足りなくなるため、時間的に問題すら十分読めないものを作ってしまうとまずいので、5分以上かかりそうな問題は飛ばし、いったん最後まで解き終わった後で、戻って問題を解くこと。とにかくペースを乱さないことが重要。
④それ以前の合格/不合格と切り離して考える
 油断したり、逆に緊張したりして全力が出せなくなる。受験校には相性もあるので、気持ちを切り替え、気にしないことが一番。
 以上、これらをふまえて筑附受験生であっても、そうでなくても頑張ってください。
 祈、合格

 前の体験記 | 共学校目次に戻る | 次の体験記 

2025年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ