受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園幕張中学校

ゲーム併用作戦

T.Nさん

 私は、ゲームをしながらも受験に受かりました。なぜ受かったのかというと、たぶん、テキストは、すべてやるのではなく、不安なところだけを復習したからだと思います。ゲーム中毒の私は、ゲームをやらないようにしてしまうと、勉強が手につかなくなってしまい成績が下がってしまうため、すべてのやり直しをするのではなく、不安なところだけを復習し、ゲーム時間を捻出したことが合格につながったのだと思います。
 ゲームを禁止された場合、ゲームが気になり、したくてたまらなくなってしまい、勉強が手につかなくなってしまいます。ゲームをやらなくなった分、勉強をする時間が増えて、成績が上がるはずなのに、どんどん成績は下がっていきました。ゲームのことが気になりすぎて、勉強に集中することができなかったからです。
 そこで、父と、ゲームのルールについて、話し合いました。すべてやらなければいけないことを終わらせた後、30分ゲームをすることを、許されるようになりました。「勉強を終わらせたらゲームができる!」というモチベーションで、集中し、あっという間に勉強を終わらせました。そして、正答率も上がっていました。ゲーム併用作戦の誕生です。
 六年の後半、週四回サピックスに通うことになっても、ゲーム併用作戦は、続きました。勉強が終わったらゲームができるということで生まれたモチベーションが、僕を支えました。SS特訓のお弁当の時間も、友達と、ゲームの話ばかりをしていました。
 受験が終わってから考えてみると、ゲームをしたことが、僕が受験に受かったことの、一番の要因だと思います。これから受験をする人に、ゲーム中毒の人がいて、これを読んでいる場合は、私のやり方を、参考にしてみてください。

 前の体験記 | 共学校目次に戻る | 次の体験記 

2025年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ