受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 海城中学校

運命を分けた10日間のラストスパート

A.Tさん

 2月2日14時、海城中学校の合格発表サイトを開くと、目に飛び込んできたのはピンク色の画面、結果は「合格」。今までに感じたことのない喜びと現実なのかと疑う気持ちに包まれ、涙が溢れ出てきました。
 さて、僕の受験は2月2日に「第一志望校合格」という形で、無事に終えることができました。しかし、それまでには様々な苦難があり、決して順風満帆ではありませんでした。
 まずは第3回合格力判定サピックスオープン。海城の合格可能性は2月1日入試だと30%、2月3日入試だと20%という絶望的な結果で、志望校を変えることも考えました。それでも海城に入りたいという思いは諦めきれず、気持ちを切り替えてもう一度頑張ろうと思いました。その結果、第4回は合格可能性が60%まで上昇しました。
 2つ目は、1月22日の市川中学校の合格発表。過去問との相性が良く、合格最低点より30点以上も高くとれていたので、正直、合格できると思っていました。だけど現実はそう甘くなく不合格。かなり落ち込んでたくさん泣きました。しかしサピックスの先生と電話で話すと気持ちが落ち着き、「海城こそ絶対に合格する」と覚悟を決め、残された10日間でやれることはすべてやろうと、今までにないくらい本気で勉強に向き合いました。
 僕が海城に合格できたのは、この10日間のラストスパートが大きかったと思っています。

1 過去問を自分で解けるようになるまで、何度も解き直したこと

2 冬期講習・正月特訓の教材の苦手教科をすべて解いたこと(僕の場合は算数と理科)

 この2つを徹底的にやることで、本番で解くべき問題、捨てるべき問題が明確に見えてきたからだと思います。おかげで、当日は緊張することもなく、今までで一番冷静に問題と向き合えたように思います。
 第一志望に合格したい人は、最後の最後まで諦めず、目標を達成できるように頑張ってください。応援しています! 祈 合格!

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