娘は三年生からサピックスにお世話になりました。四年生位からと考えておりましたが、通うのに慣れるだけでもと少し早めに入れました。学習の内容はやはり難しく、これは考える力がつくだろうな、頭が良くなるだろうなと感じ、入室はもっと早くても良かったのかなとも思いました。娘によると、授業はとても楽しく、皆、目をキラキラさせて、次に先生は何を教えてくださるのかと夢中で聞いているそうで、楽しく勉強させていただきました。
　娘の通った校舎は小規模で、入る前は大きい校舎の方が何かと有利なのかなと考えておりましたが、通ってみると先生方は皆様ベテランで、さらに先生も受付の方も生徒一人一人を把握してくださるし、とても良かったです。
　五年生までは、あまり受験を意識せず、毎週末出かけ、旅行も行き、授業の復習も完全な状態ではなく成績も振るいませんでした。少し反省していますが、結果的にこれで良かったかなとも思っています。ただ、気になる学校の文化祭などは五年生のうちに行っておくべきだったと後悔しております。やはり、文化祭に行き自分の通いたい学校が見つかると、本人の取り組み方が全く違いました。
　五・六年生は授業の終わる時間が遅く、寝る時間も遅くなってしまうので、夕食はお弁当箱に詰め、帰りの車で食べさせました。授業後、質問教室に行き遅くなっても十一時前には寝かせ、睡眠時間は大切にしました。
　一月校は四校受けました。偏差値的には余裕で合格できると思っていましたが、三校はギリギリという感じで、やはり最初は緊張からか実力が発揮出来ておらず、いきなり二月一日本番にしなくて良かったと思いました。一月の四校めは、偏差値は少々足りていなかったのですが、「算数が簡単すぎ、これじゃ差がつかないから、算数得意な人、可哀想。理科は見た事ある問題出た！」と試験会場から出て来ました。先生のおっしゃっていた通り、最後の最後まで成績は伸びるのですね。
　第一志望の合格発表でピンクのサクラの画面を見て…信じられませんでした。直前はとても不安で、神様があなたに一番いい学校を選んでくれるから、ダメならそれでいいから、と声かけをしていました。本当に受かるなんて…まだ子どもなのに、苦しかったし怖かったでしょう。がんばってくれてありがとう。
　サピックスを信じてここまで来て、本当に良かったです。先生方、皆様、本当にどうもありがとうございました。娘も私達も、サピックス大好きです。

【追記・アドバイス】
　第一志望の前泊の予行で、父親のイビキがうるさい事に気付き、父親は別室になりました。予行は大切です。本番前夜は、ホテルの部屋の洗濯機で洗濯をしてしまい夜中にピーピー鳴り、娘が目を覚まし、一時間程眠れなくなってしまいました。皆様、お気を付けください。