「あるよ、ほら。」母が指をさした所を見つめると私の受験番号が！ 「えっ、えー！」最初に出た言葉は喜びではなく、驚きでした。入試が終わってもどの教科も手応えがなく、解けなかった…と感じ、不合格だと思って沈んでいた気持ちを、迎えに来た母からの「第一志望が落ちていた」という報告が追い打ちをかけていたからだと、今改めて振り返ると思います。
　私は社会で１００点満点中20点台を取り、偏差値も40を切るという壊滅的な結果を６年の夏期講習前に叩き出しました。サピックス人生で過去最低のコースへ落ち、いつも苦手だからと嫌で勉強から逃げていた私も流石に焦りました。なんとか授業点でブロック超えに成功し、一つ上のブロックの授業を途中から受けられるようになり、改めて実感したことを話したいと思います。

●やっている問題が違うこと

●同じ問題（小テストなど）でも演習時間が違うこと

●クラスの雰囲気が少しピリっとし、緊張感があったこと

　ここで「あっ、みんな本気なんだ」と実感しました。授業のスピードも少し上がり、無駄な時間も一つ下のブロックにいた時よりも減ったと感じました。「なんだそれだけか。当たり前だろ？」と思った人もいるかもしれませんが、勉強をあまり楽しめず逃げていた私からすると、大きな発見だったのです。
　最後に私が一番反省し、後悔していることを伝えます。（どうか、私を反面教師にしてください！）

●早寝早起きが最後まで身に付かなかったということ

●どの教科も基礎や知識をおろそかにしてしまったこと

　私は嫌な勉強から逃げて成績が落ちていったので、みんなは逃げないで向き合ってください！
　最後に、こんな私を支えてくださった家族や先生、受付の方や警備員の方、ありがとうございました!!