２月２日午後２時頃。前日受験した女子学院中の合否発表を見ようとしていた。いよいよボタンをタップ。現れたのは「残念ながら不合格となりました」の文字。はじめは頭の中が真っ白になり状況が理解できなかった。だが時間が経つにつれて、落ちたという現実が迫ってくるように感じ涙があふれるように出てきた。こすってもこすっても涙は止まらない。それは悔し涙だった。ショックは大きく、電話口でサピックスの先生から励ましていただいてようやく少し冷静になれた。
　同日午後９時、その日午前に受験した洗足学園中の合否発表の時刻になった。やっぱりドキドキしてなかなか画面が見られない。心を落ち着かせボタンをタップ。画面に映る「合格、おめでとうございます」の文字を見た瞬間、家族で抱き合って喜んだ。その時に流したのは嬉し涙だった。この日は悔し涙と嬉し涙の二つの涙を流した。決して忘れることのない、激動の一日となった。
　私が志望校合格のために必要だと思ったのは、絶対に行きたいという強い気持ちを持ち続け、自信をつけるために努力を重ねることである。自分に自信がなくなってくるとモチベーションが下がり、スランプに陥って悪循環になってしまう。だから絶対に合格したい、通いたい、という確固たる気持ちが不可欠だ。
　４年間のサピックスライフはおもしろい先生方や活発なクラスの仲間から沢山の刺激を受け、マンスリーや組分けには一喜一憂しながらも、とても楽しくあっという間だった。できればまだ続けたいが、大好きなバレエを再開しつつ、そろそろ次のステージへ進まなければならない。私はそのための第一歩をこれから踏み出そうと思う。そして、サピックスで培った努力と経験を糧にして楽しく学び続けていきたい。
　私のサピックスライフを支えてくださった全ての皆様に感謝です！
　本当にありがとうございました。
　後輩の皆さん、一日一日を大切に！ 一問一問を大切に！