受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 女子学院中学校

私の桜が咲いた日

K.Sさん

 私は、1年生の10月ごろ入室した。しかし、3年生の後期ぐらいまでは、勉強や受験に真剣に向き合っていなかったし、それ以降も「全力で」取り組むことはSSと過去問ぐらいであった。特に、何かをコツコツと続けることは、どうも苦手で、「基礎トレ」などは目がくらむほど白いものが4~5冊はあった。そんな私が御三家に入学することになったのには、それなりの訳がある。

①SSの志望校別のテキストをひたすらやり込んだ(直前期は、点数が80点以下だった算数をやり直した)。

②過去問を気にしすぎなかった(9月の時点で合格点はとれていたが、天狗になって勉強をしなかったので授業点が悪くなった)。

 この二つはあくまで私の感想なのだが、皆さんの合格の一助となればうれしいと思う。
 SS特訓以外で私が「全力で」取り組んだのは、何といっても夏期講習だ。算数は、デイリーチェック、テキスト、冊子を2・3回全て解いた。社会は、データバンクを必死に頭に入れようとした(つまり、点数が良いとは言えなかったのだ)。しかし、努力の甲斐なくその後のテストは無残な結果だった。でも、めげずに勉強を続けた(「全力で」ではなかった)ところ、ギリギリ上位に上がれた。そこからの成績はわりと安定しており、最後のマンスリーでは表彰状をとったのだが、その後第4回合格力判定の結果はまあまあだった上に、正月特訓では10人中8位をとったりと、かなり不安な状態だった。そんなとき私の気をまぎらわせてくれたのは、先生と友達との知的でも少々くだらないバトルと、2回目の学校別の結果だった(初めて偏差値75を超え全体で2位だった)。楽しい思い出、苦い思い出。全てが私の自信や勇気につながったと思う。
 幾度もの危機を乗りこえた君たちは最強のサピックス戦士。がんばれ!!

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