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進学校 ▶ 女子学院中学校
どんな時でも「いつも通り」を大切に
A.Oさん
2月2日芝浦工業大学附属中学校の受験を終え、昼食をとるための移動中。おもむろに携帯を取り出したお父さんに見せられたのは、第一志望女子学院中学校の合格。2年間の念願だったその二文字を見ても、私の反応は普段と変わらず、まるでメールを見るように「ふーん」とだけ答えた。内心も、あまり舞い上がっていなかった。それは私が合格を確実視していたからだ。
私は6年生に上がるとき、算数が本当にできなかった。たまに偏差値50のラインに乗るほど。それに比べて残りの3教科は偏差値65のラインをウロウロ。完全に二極化が進んでいた。これは何とかしなければ。そう思い、6年生の目標は算数を上げることにした。当時一番出来ていたのが国語だったので国語の時間を削って算数に充てた。夏までそれを徹底的にやったが、10月のマンスリーで失敗。次の合格力判定サピックスオープンでは無事に持ち直した。その時ようやく気付いた。国語と算数の偏差値、連動しているのでは、と。そして、私は算数の複雑な応用問題を諦め、残る3教科に全力を注ぐことにした。その結果、何とか平均偏差値61~62で維持でき、全志望校80%を出せるようになった。
受験当日、あまり緊張はなかった。むしろ、今までSS特訓で色々な問題を解いてきたせいで、どんな問題が出るかな、と楽しみになっていた。手応えはあり。国語と理科は可もなく不可もなく、社会はできて、算数はダメ。今までと同じパターンだった。面接では問題の感想や好きな本、一枚の絵を見て簡単な物語を作る、という質問がされた。面接模試よりもリラックスして臨めたと思う。
私が大した精神的ダメージもなく受験を終えられたのは、自分の傾向を理解してその上で得点の作戦を立てられたことが大きいと思う。後輩の皆さんも、どうしても嫌いで苦手な教科があっても諦めずに取り組んでいってほしい。
2024年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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