受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2024年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

奇跡の起こし方

A.Sさん

 私は、新4年生のタイミングでサピックスに入室しました。基準点プラス11点の最下位コース入室でした。ここでは、そんな私が渋渋に合格するという奇跡を起こせた理由を四つ書こうと思います。


①私は、ずっと渋渋の合格可能性は20%で最後のサピックスオープンでもそうでした。しかしその後、諦めるのではなく、理・社の知識を詰め、過去問をやり込みました。マンスリーテストやサピックスオープンの結果に振り回されず、過去問を沢山解き直し、問題傾向をつかむのが大切です。

②1月校の受験によって、2月の本番にむけて自信を持つことができました。栄東入試当日に、過去問では得点源だった算数が全然解けず、心が折れそうになったけれど、気持ちを切り替えて必死に理社に取り組み、合格できました。栄東を受験したことで、試験中のメンタルの立て直し方、失敗からの巻き返し方が分かりました。

③入試直前に、9月の学校別サピックスオープンをもう一度解くことで、垂直比較しました。母が、過去の自分と比べることで、成長を実感し、自信をつけられるようにと解かせてくれました。母の目論見通り、私は自信をつけて入試を受けることができました。

④私は偏差値にとらわれない併願校選びをしました。1日から渋渋を受けると、渋渋の入試で不合格が続き、進学先が定まらないかもしれないので、1日は渋渋の他に気に入っていたフェリスを受けました。その選択のおかげで私は渋渋に合格できたのだと思います。


 沢山書きましたが、やはり渋渋に行きたい思いが強く、最後まで諦めなかったから合格できたのだと思います。サピックスの先生方、テキスト管理など私の受験をずっと支えてくれたお母さん、サピックスの友達に感謝の気持ちでいっぱいです。受験生の皆さんが悔いのない受験をできるよう、応援しています!

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