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最新中学入試情報
進学校 ▶ 渋谷教育学園幕張中学校
ただ問いを解くことに全力をそそぐ
E.Tさん
私は渋幕中に合格することができましたが、合格発表の時まで合格の自信はなく、なんなら不合格の自信がありました。これを読んでいる人の中にも、「どうせ自分は○○中学に受かるはずがない」などと考えている人がいるかもしれません。模試やマンスリーテストで結果が出ない、とても苦手な教科がある、成績がなかなか上がらない、いつの間にかまわりの人においていかれている、そんな悩みをもっている人もいると思います。
私は社会がとてつもなく苦手でしたし、決してテストで安定して高得点がとれていたわけではありませんでした。時には自分でもびっくりする位の低い点をとって、親に怒られた事もありました。そんな経験は、バネにも自信を失わせるものにもなったし、そのことで悩むことも多かったです。
でも、受験当日だけは、そんなことはきれいに忘れていました。そのことが本番の試験に集中させ、全力を出せるようにしたのだと私は思います。もちろん受験当日までは、失敗もバネになる大切なものなので、どうすれば良かったのか見直して活用すべきですが、当日だけは苦い思い出を忘れた方が良いと思います。思い出すべきなのは、今までの失敗ではなく、それを元に得た力の方です。
入試当日は後悔している暇はありません。受験で一番大切なのは、いかに全力が出せるかです。普段成績が悪い子でも、得意分野が出れば入試に受かるし、その逆もあります。入試問題の問いの数で全体を測れるわけではないからです。得意分野が出るかは運しだいで、受験勉強は得意分野を増やして「当たり」の出る確率を上げるためにやっていることなのだと私は思います。
渋幕中のように思考問題を出す学校は特に、いつも勉強している事以外の得意な分野をもった子の力が役立つこともあり、普段の成績ばかり気にして実力が出せないのは本末転倒です。心も体も万全にして、入試で全力を出し切りましょう。
2024年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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