これを読んでいる皆さんに質問です。今どんな気持ちですか。僕が先輩方の受験体験記を読んだ頃は、ゲーム、YouTube、家庭学習カンニング、受験生がやってはいけないトップ３を続けていました。時間が過ぎるのは速く、12月迄この状況は続き、受験生としての意識が芽生えたのは正月特訓のころです。
　こんな先輩から反省を込めてお伝えしたいことがあります。それは模試等の結果は参考にはなりますが、入試の結果ではないということです。僕のサピックスでの立ち位置はまん中より上のクラスを行ったり来たりでした。模試では早実、明大明治ともに合格可能性80％が続いていました。早実の学校別サピックスオープンでは、国語１位、総合７位でした。こんな僕の入試結果は、早実不合格、明大明治合格です。模試で良い結果が出ていない人はあきらめずに頑張ってください。良い結果が出ている人は、慢心せずに努力を続けてください。合格も不合格も経験した僕が言えることは、模試は模試です。字の通り本番ではありません。受験生にとって大事なことは、あきらめない、油断しない、先生の話をよく聞く、授業を楽しむことです。受験生失格の僕でも明大明治に合格できたのは、サピックスの授業を楽しんでいたからだと思います。
　では、最後に明大明治を受験される方へ簡単なアドバイスをさせて頂きます。算数は計算ミスを無くし、解き筋をしっかり書きましょう。部分点も大事です。理社は、社会の大問１を除けば、オーソドックスな問題なので、コアプラスでしっかりと知識をつければ大丈夫です。国語は特徴的な長文になりますが、雑になることなく、早く読む癖をつけて臨みましょう。問題はそこまで難しくないので、焦らずに解くことを心掛けて下さい。本番はサピックス生としての誇りを胸に、ぜひ合格を勝ち取ってください。
　お世話になったサピックスの皆様、友達、両親、本当にありがとうございました。受験生失格の先輩からでした。