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最新中学入試情報
進学校 ▶ 慶應義塾普通部
慶應義塾普通部への道
T.Tさん
5年生の秋、慶應普通部の労作展を見に行き、ぼくの志望校が決まった。家から近く、大学受験がいらないし、理科の実験がたくさんできる、というのが決めてだった。算数が苦手で、理科・社会が得意だったので、慶應普通部の配点はぼくにあっていた。
受験の100日前から、母が「あと何日だよ」とカウントダウンを始めた。最初は、まだ100日もあるのかと思っていたが、あっという間にカウントが進んでいく。気づいたらもう、受験本番になっていた。初戦の栄東A日程は、駅から会場までの人の多さに驚いた。試験自体は、あまり緊張も無く、「マンスリーテストみたいだな」と思いながら解いた。結果、特待での合格をもらい、嬉しかった。次の受験が、本命の慶應普通部だった。試験会場で、同じ校舎に通う友達と会い、目だけで挨拶をした。前日までは、不安やプレッシャーを感じていたけれど、試験が始まる時には、いつも通り問題を解くだけだ、と平常心で解くことができた。算数の最後の難しい図形問題が解けずに終わったが、みんなも解けないだろう、と考えて気持ちを切り替えた。午後は面接と体育実技があった。面接は一瞬で終わった。体育では、持ち手も無いただの縄で縄跳びをした。縄跳びが苦手なので、何度も引っかかってしまったが、サピックスの先生に、体育実技はミスをしても大丈夫と聞いていたので、落ち着いてやり直した。
2月2日は攻玉社、都市大等々力を受験した。結果はその日の夜に分かり、どちらも特待で合格だった。ここまですべて特待合格で、勢いがつき、きっと普通部も合格している、と期待が高まった。2月3日午前中、慶應中等部の試験は完全にリラックスして受けることができた。その帰り道の道端で、普通部の合格を確認し、ぼくの受験は完了した。
ぼくは、ゲームやYouTubeを最後まで封印できず、受験前日もYouTubeを見ていた。一応、直前期は、某知識集団のYouTubeチャンネルをみるようにしていた。慶應普通部では、一般常識的な問題や、クイズのような問題が出ることもあるからだ。実際、今年の普通部の入試で、理科でキャンプに関する問題がでた。日常生活や遊びの経験が活きることもあるから、勉強ばかりではなく、色々な経験をして、見識を広めておくことが大事だと思う(息抜きをしたい時の言い訳につかってください!)。
サピックスの先生を信じてやれば、大丈夫なので、がんばってください。
2024年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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