受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

自分を信じて

M.Tさん

 2月3日の海城中の試験が終わり、グラウンドに出た。前日に受験していた渋谷渋谷中の合格発表で「合格」を知り、安心できた。渋谷渋谷中の合格発表を見たあとに、開成中の合格発表で自分の番号をインターネット上で見つけ、開成中に「合格」したことを知り、少しずつ実感がわいてきた。
 サピックスに入室した4年生の4月から、上のブロックにはいたものの、1番上のコースにはあまりいけずに、ほとんど上から2番目のコースにいた。あまり勉強はせず、授業を聞いているだけだった。鉄道が好きだったことで最初から地理は得意で、算数もほどほどにできていたが、国語と理科がうまくいかずにのびなやんでいた。
 5年生になっても国語と理科があまりうまくいかず、算数と社会のおかげで上のコースにいた。コアプラスや基礎力トレーニングなど家庭学習もやっておらず、のんびりと家で過ごしているまま、6年生の夏期講習が始まった。コース昇降があることでやる気になり、前よりは勉強するようになっていた。SS特訓ではライバルと特に国語の時間を中心に点数勝負をして点数が上がり、合格可能性を60パーセントに保つことができた。
 2月1日にはあまり危機感が持てずに、休憩時間にマンガを読んだり、友達と話したりしていた。算数と国語と社会はできていた気がしたが、理科は自信がなかった。しかし緊張をしなかったことが良かったと思う。
 開成の入試で気をつけることは、
理科であまりミスをしない
国語で手応えがなくても引きずらない
 (考えると算数ができなくなる)

 自分の力を最後まで信じ、サピックスでやってきたことを信じれば、きっと合格できる。

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