私は３年生の夏期講習からＳＡＰＩＸに入室し、志望校を決めたのは６年生の初めでした。迷っていた志望校も決定し、成績も安定していました。
　しかし、夏期講習が始まり、算数のデイリーチェックの点数が悪く、クラスが下がってしまいました。とても悔しく涙を流してしまいましたが、授業中にしっかり先生の話を聞き、家では先生指定の問題や、授業中に間違えた所を何度も復習し、元のクラスに戻る事が出来ました。
　クラスが下がって悔しい思いもしましたが、今になって思うのは、この時期に基礎を身に付けておいてよかったという事です。そしてこの経験で立ち直る心を知れたのもとてもよかったです。
　そして迎えた夏期集中志望校錬成特訓。初めて同じ志望校の仲間と会う事ができ、負けないようにと、より一層勉強に励みました。
　その後のＳＳ特訓、冬期・正月特訓では、授業時間も長く、辛いことも多くありましが、私の場合は、同じクラスの友達と話すことで頑張れました。
　学校別サピックスオープンの麻布中の合格可能性は２回とも80％で安定していましたが、入試が近づくにつれ不安も強く、心配も日に日に増していきました。
　しかし、今までの努力、ＳＳ特訓で仲間と頑張った事、また入試前日の先生からの激励電話で不安も解消され、前日は安心して眠る事ができました。
　そして迎えた麻布中学の入試本番。元々緊張しない性格であり、授業で自信もついていたので緊張せずに問題に取り組めました。（今年は毎年出ていた算数の正六角形の問題が出ず、国語の漢字が後半にあったりとびっくりはしましたが····）
　中学受験は私にとって仲間と競い合う経験ができ、合格も勝ち取れ、とても良いものでした。
　第一志望に合格できたのは両親や先生方、友達のおかげです。ＳＳ特訓などの楽しい授業は勉強を頑張る中で大きな支えとなりました。辛い事があっても諦めずに頑張ってください。