受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 浅野中学校

これはアドバイスではありません

I.Mさん

 読む前に。これは受験「体験」記です。アドバイスではありません。
 私の偏差値は一時期43まで下がりました。なぜかというと、ズバリ、「やる気の無さ」です。6年夏期講習前には、何なら遅刻もしていました。結果的に元々50付近だった偏差値は40台前半まで落ちてしまいました。
 では、なぜそんな私が浅野中に合格できたのでしょうか。その理由は2つあります。
 まず1つ目は、単純にやる気を出したからです。特に国語。元々テキストの問題文にサイドラインなどほぼ何も書いていなかったので抜き出しに時間がかかる、要点をまとめにくいなど、とても効率が悪かったです。ところが、先生の言う通りテキストに書き込んでみると、情報が整理されて記述の点数が取れるようになりました。こうして私の国語の偏差値は最低42から直前期63まで21も上がりました。そして、普通のことをしているだけなのに、ここまで上げることができたのは、私が本を書いていたからだと思います。本を書いているとかっこつけたくなります。知らない漢字を知ることができたり、文章の構成をより理解できたりします。夢を思い出して整理して書くだけでもいいです。ぜひ書いてみてください。
 2つ目はゲームをしていたからです。ゲームをしていた人ならわかると思いますが、対戦して勝つと達成感を感じませんか? もしくは「自分だけの」という言葉に惹かれませんか? もちろん普通にリフレッシュ効果もありますが、自分はすごい、偉いと感じるとモチベーションの向上につながります。いやいやいや自分の力を過信するのは良くないという人もいると思いますが、怯えて逃げるより戦って負けた方が私はいいと思います。つまりは私が言いたいのは、やみくもに周囲の反対でゲームをやめさせられるということはあってはならないということです。
 みなさんも自分の信念を大切にがんばってください。最後に、こんな私に付き合い支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2024年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ