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最新中学入試情報
進学校 ▶ 安田学園中学校
〝中受〟を通して得た自信
M.Kさん ●お子さんの名前 Hさん
息子が入室したのは3年生の2月でした。睡眠時間や食生活を大切にしていたため体力的な心配は無かったものの、授業中の理解力が課題でした。算数では解答に至るプロセスをスムーズに理解することが出来ず、親から見れば簡単な内容であっても苦慮することが度々あり叱責もしました。また、受験を通しての課題だったのは、「字の汚さ」です。そのため、受験科目で重要な算数では、思考力の低さに加えて、字の汚さに起因した間違いから、なかなか満足した点数を取れませんでした。ただ、成績が伸びなくても、生活リズムは大切にしました。野球で忙しかった4年生の時でさえ、集合時間が朝7時であっても最低8時間の睡眠時間を確保し、基礎トレや漢字練習は毎朝しました。朝5時半から一緒に解いた計算力コンテストも良い思い出です。冬の寒さは身も心も冷える想いでしたが、後に迎える受験期において、この日の感覚を思い出し懐かしく思うことさえありました。コツコツ続けた結果、計算問題は6年生のテストでも安定して得点できました。朝勉から野球の練習、帰宅してからの勉強と一生懸命やっていた我が子を誇りに思います。余談ですが、野球の練習では甲子園出場経験のある祖父と共に1000スイングをしたこともあります。後にも先にも、1000スイングよりキツイことは無いと語っています。
さて、受験勉強一本に切り替えた5・6年生の2年間は偏差値との戦いでした。息子はコツコツ勉強をしていても成績に反映されない現実から、世の中は決して公平ではないことも勉強しました。
中学受験の結果は、第一志望の攻玉社が不合格、第二志望の安田学園が合格でした。平均偏差値からは、第一志望は+14、第二志望は+7の戦いとなりました。直前期の12月にはSAPIXの演習問題をひたすら解きました。特に算数については、平常テキストのAからC問題は間違えなくなるまで演習し、一日30問、計1000題を解きました。1000 スイングに、算数1000題を経験した受験生活の果てに、志望校への合格発表を目にした瞬間、人生一の雄叫びと共に最高の成功体験を手にすることが出来ました。偏差値至上主義だった私ですが、息子を通して中学受験の見方が一変しました。現在、中学生活に向けて自ら学習をする彼に、受験での〝落とし物〟は無いようです。夢に向かって、中学受験の体験を糧に最高の学園生活を送って欲しいと思います。SAPIXに通塾させ、親として思案した事は数多くありました。中学受験は子が主役であっても、親のサポートが必須であることをSAPIXのカリキュラムから学びました。サポートの仕方は各家庭それぞれだと思います。勿論、もっとスマートなスタイルがあったでしょう。ただ、これが我が家の〝中受〟だったと思います。一つの目標に向かって家族一丸となり、最終的に素晴らしい時間を過ごすきっかけを頂いたSAPIXに感謝致します。
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