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- 2024年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡
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最新中学入試情報
進学校 ▶ 桐朋中学校
プロセスと成長と結果に花丸
M.Mさん ●お子さんの名前 Hさん
どちらかというと寡黙で目立たない息子には、得意な勉強で自分を出し切ってほしいと、2年生からサピックスに通わせていました。4年生から授業が週2に増え、受験に向けて次第に本格化してきた頃、やるべきことを可視化するため、塾からの家庭学習に関する指導に従い1週間のスケジュールにまとめて壁に貼っておいたところ、息子はすぐに自学のペースをつかみ、やるべきことはすべて自分でできる子どもになりました。自我も強くあまり親のアドバイスを聞きたがらない子だったのですが、授業に対する集中力が高く、休憩のないぶっ通しのサピックスの授業でも一糸乱れることなく授業を聞いていたようです。そのことを、算数の先生は受験に対する一番正しい姿勢で挑んでいるお子さんだと褒めてくださいました。授業こそが先生から子どもへのコミュニケーションであり、それを全力で聴くという息子の姿勢が息子にとってのコミュニケーションだったと今では理解しています。
1月、栄東中からは東大クラス合格を頂き、これで「全落ち」は消えたし調子も上がっていると安堵しました。息子は強く男子校を志望していたため何とか目標を叶えてほしかったのですが、2月1日には焦りが出てしまい大きなミスをしたようで長らく目標にした駒場東邦は不合格となってしまいました。更に1日午後の安全圏の学校でもまさかの不合格でした。これには参りました。しかし息子を信じていたので、2日の桐朋の受験前にその結果を伝えることなく、いつも通り落ち着いてやれば大丈夫だよと励ましました。ただその終わった後には第一志望と安全圏の午後受験の結果を伝え、作戦を立て直す必要がありました。塾の先生も4日、5日の受験校を追加することを勧めてくださったのですが、自我の強い息子は受験校を追加することはありませんでした。それでも万が一の時の為にと、予定していなかった3日午後の受験校を追加で申し込みましたが、3日午前の2つ目のチャレンジ校の試験が終わった後、息子は「午後は受けない!」と宣言し、帰りの電車に乗ってしまったのです。我が子ながらブレない姿勢に驚かされました。その帰りのホームで無事に桐朋の合格を知り、私はあふれる涙を抑えられませんでしたが、息子はいつもどおりでした(笑)
結果としてはチャレンジ校も合格は頂けなかったのですが、桐朋に入学することを決め、息子も学校生活を大変楽しみにしています。もうさっそく次の目標を決めて、新たな道のりがスタートしました。2月1日前夜に先生がくださった激励電話で、「結果よりもここまで来られたことがすごい」とおっしゃったことが全てだと思います。息子が受験で一番良かったことは「勉強の面白さを知ったこと」。この事と母校となる学校の合格がサピックスから頂いたプレゼントです。本当にありがとうございました。
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