受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 麻布中学校

サピックスでの努力が成長に

Y.Oさん Yさん お子さんの名前 Hさん

 息子がサピックスに入室したのは5年生の夏期講習でした。小学校受験もしたため、このまま併設の中高まで進学する予定であったので、遅いスタートとなりました。
 小学校受験は親の受験と言われますが、夫が海外赴任中の受験に、第一志望校にも第二志望校にも合格をいただくことができなかった私は、息子に申し訳ない気持ちで自信をなくしてしまっていて、中学受験をしてみたいと言う息子のあと押しができずにいましたが、仲の良い一つ下の従兄弟が4年生からサピックスに通い、楽しそうに勉強していた様子に、更に息子もやってみたいと強く思ったようで、5年生の7月に入室テストを受けることにしました。
 何とか入室はかなったものの偏差値は42。それでも夏期講習からとりあえず始めてみたところ、夏期講習明けのテストで偏差値は58に上がり、それからはクラスも上昇していくことができました。
 とにかくこの昇降が息子のモチベーションアップにつながり、上のクラスにあがりたい一心で勉強し、成績を伸ばしました。
 近年、学校教育においては競争を是としない風習が主流となっていますが、サピックスはその真逆。
 実力主義ばかりが良いわけではないかもしれませんが、合理的且つ厳しい競争の世界を見せていくこともやはり必要と思っていた中で、サピックスは目からうろこでした。
 授業の進め方は、子供の競争心や探究心を活かせるよう、ふざけ合うことも取り入れつつ行われていたようで、内容と進め方が面白く、息子は自宅で授業と先生の話ばかりするようになりました。
 また、息子を迎えに行く度に、駅で友達を待つ子供達と一緒に談話しながら待ってくれる先生方を見つけ、思い描いていた世界とのギャップに驚きと感動を同時に抱いたことを覚えています。
 そんな中、親子で決めた志望校は麻布中学校。入試問題の特殊性には苦しみましたが、先生方にも、息子に合っていると言われ、後期に入ってからはとにかく麻布に集中していました。
 また不合格だったらと、直前期には特に息子も私もプレッシャーで押しつぶされそうになりましたが、そこでもまたサピックスの先生と電話で話す度に落ち着くことができ、2月3日、無事番号を見つけることができました。
 子供の底力を見られて、やってみたいという探究心を追求でき、合格という最大限の喜びを勝ちとれて本当に良かった。サピックスの先生と友達に会えて本当に良かった。受験が終わった今は息子を支えてくれた周りへの感謝の気持ちに溢れています。

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